「神木さーん!」

『志摩ぁ!お前いい加減にしやがれ!!』

「ぎゃああぁ!刹さん、勘弁してぇ!!」



俺はいつも、刹さんだけには敵わん

どうしても彼女には、頭が上がらんのや


初めて彼女を見た時、何や知らんけど…初めて会うてないような気がしたわ



『さて、志摩くん。君は何度言ったら判るんかなぁ?』

「ホンマにすんません…」

「あぁ…またや…」

「懲りないな、志摩は」


後ろから坊と奥村くんの声が聞こえる

今俺は、刹さんの前で正座しとる


女の子大好きなんやから、仕方あらへんやんか!!



『…あのね、志摩くん。そんなフルオープンにしてたら、逆に女の子は逃げてくよ』

「……………え゙っ!?」



う、ウソや!!そんなん……



『適度にしなさい、全く』



苦笑しながら刹さんは、俺の頭を撫でる

うわっ!恥ずかしやないか!!



………あれ?前にもあった様な?



『どした、志摩?』

「何でもありませんがな」



はじめて?


「…毎度毎度、懲りんやっちゃな」
「志摩さんですから」
「病気なんじゃね?」
「…ひどいわ、皆っ…!!」
『(…覚えてるもんか…)』


(いつか感じたもの)


>合宿後、志摩視点
京都組視点は辛い、特に口調が

11.10.23.

mae tugi


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