『………すっげー集中力』
久々の休日
ネイガウスさんは久しぶりに趣味をやると、自室からパズルを持ってきた
のが…今から約二時間前
いやマジで凄ぇ。黙々とパズル組み立ててるわ
……俺も久々にやる、かな
■■■
「……今、何時だ?」
気付いたら、既に陽が傾きかけていた
しまった、集中し過ぎたか
ふと周りを見やると、軽食が置いてあった
「…刹、か」
そういえば、アイツは何をしているのだ?
疑問に動かされ、罪悪感に駆られながらも、刹の自室を覗く
「……………?」
フェレス卿に強制的に送られた机に、刹は向かう
良く良く見ると、夢中で何かを書き上げている
『……………ふむ』
筆を置き、一枚の紙を睨む
『やっぱ実験してぇな』
じ、実験だと!?一体何だ!?
まさか危険な実験では…
『森林区域には良い薬草が群生してるから、新薬が出来そうなんだが…』
……薬、だと?
『新しい鉄剤とかも作りてぇしなぁ。新薬実験は、趣味的に辛ぇ…』
し、新薬実験が…趣味…刹…
「………もう少し、平穏な趣味は無いのか?」
しゅみとじつえき
「刹!貴女は天才です!」
「如何なされたのですか、フェレス卿?」
「刹が画期的かつ、とても素晴らしい新薬を開発したのです!この薬で何人の祓魔師達が救われる事か!!」
『どーでも良いが、特許料の振り込み忘れんなよ』
>夢主の趣味は実益を兼ねた物が大半
11.12.18.
mae tugi