『あれ?男共、まだ来てねぇの?』

「「うん/はい」」



放課後の祓魔塾

教室に入ったら、何故か女子しかいなかった



『何をやってんだろうねぇ』

「ホントですよ…」

「ま、まだ開始時間まで、時間はあるから…」



まぁ確かに、時間はあるが…

揃いも揃って、何をしてるのやら……ねぇ?



「あ、あの…刹さん」

『ん?』

「刹さんは…す、す、好きな人っていますか!?」



………………………………


女が揃えば、するのは恋バナ…と親友は言っていたが…まさか祓魔塾で聞かれるとは

しかも神木…



「ご、ごめんなさい!刹さんて大人っぽいから、もしかしたらって…」



うん。確実に君達よか、歳上だからね…



「わ、わたしも!気になってました!!」

『…マジでか』



しえみも参戦っ!?てかさ…



『俺的には燐としえみが気になる』

「わ、わたしと燐っ!?」



真っ赤になってまぁ

すると神木が、その話題に食い付いてきた



「わたしも気になってたのよね、アンタ達の関係。つか奥村と奥村先生、どっちが好きなの?」

『直球だな、オイ』

「うぅ〜」



余りにもストレートど真ん中の台詞に、しえみは茹で蛸状態。諦めろ



「………雪ちゃんはね、憧れなの………」

「へぇ。じゃ奥村は?」



すると更にしえみが赤くなる……あらまぁ



「り、燐は、お、お友達、だよっ!?」

「あー、はいはい。分かったわ、分かったわ」



しえみ。いくら何でも、あからさまだ

まぁこの子の事だ、完全に意識はしていないだろう


……昔燐と会った事も、記憶の奥底にあると見た



『神木はどーよ?志摩とか勝呂とか』

「はぁ!?何であんなヤツら!?」



と、言いつつ。顔が赤いよ、お嬢さん。さてどちら?



「志摩、くんは?」

「あんなエロ魔神、こっちから願い下げよ!!」



えらい言われ様な志摩だが、これは自業自得なのだから仕方無い

反応が薄い、な…て事は…



『勝呂は?』

「なっ!?何であんな堅物で、真面目過ぎな、一々文句の多そうなヤツっ!?」

「詳しいね、神木さん?」

『喧嘩する程、仲が良い…を体現してやがる』



神木の貴重な赤面、頂きました。眼福眼福



「じ、じゃあ!刹さんは、どうなんですかっ!?」

『俺?好きなヤツいねぇぞ』



………………………………



「「ウソっ!?」」

『嘘ついてどーする。恋愛には興味ねぇよ』



真意は別の所にあるが、まぁ良い



「刹さんキレイなのになぁ…」

『ありがと、しえみ』



すると何故だか、神木は首を傾げる。どったの?



「刹さん最近綺麗になって来たから、好きな人出来たのかと思ったのに…」



…侮り難し、女子学生の観察眼



『そりゃ残念だったな』



ガールズトーク


「どうしたんですか、刹さん?」
『んにゃ、何でも』
「燐達、遅いなぁ」
『(何やってんだか…)』

>CPが幾つか入りました
不愉快になった方、失礼しました


11.11.03.

mae tugi


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