『……ごめん』
「お前が落ち込む事はない。フェレス卿に一杯、食わされたのだ…」
燐の査問後
俺はどうしても自身を許せなかった
『…燐の性格なら、何れ抜くとは思ってはいた…』
「だが…まさか、な」
眼前にある、一枚の紙
そこには三賢者が下した、燐の処分が記されていた
「しかし…また三賢者も、無理難題を押し付けたものだ」
『燐への二十四時間監視、半年後の祓魔師認定試験合格』
「次に炎を使用しての、乱行動を確認次第…祓魔対象として処刑、か」
『巫山戯るなっ!!』
ドス黒い感情が、どんどん涌き出てくる
あぁ…アイツら全員…殺してやろうか…
「落ち着け。俺達が冷静でなければ、どうするのだ?」
『っ!…………ごめん』
優しく頭を撫でられ、ドス黒い感情が静まってく
「これで燐も辛い思いもするが、雪男も精神的に思い詰める筈だ。我々がしっかり支えねば」
『…………うん』
保護者の嘆き
『これから三賢者の所行く』
「…何をするつもりだ」
『俺達も監視に!そうすれば負担が減る!!』
「馬鹿者!フェレス卿に露見したらどうするつもりだ!?」
(君達の辛さを分けて)
>懲戒尋問後
ネイガウスさんが突っ込み体質になってる様な…
12.07.24.
mae tugi