「ママ…?おかお、あかいよ?」



ドジった…
39度以上の熱なんていつ振りだろ?風邪拗らせちまったのはマズかった…日曜だから良かったものの、平日だったら給料に響くトコだったな
いやそれ以前に、かなでの世話どうする…?



「ママぁ…」



あ…ダメだ…かなで、の声が、遠く…なる…



■■■■■



『…っ…』

「気が付いたか」



低い声音が耳に響く
掠れた視界に写ったのは、真っ白な…髪…



『…よ…ん…代目?』

「喋るな。お前、脱水も起こしかけてたんだぞ」



マジでか
つか…なんで、四代目が?



「驚いたぞ。携帯鳴ってっから出てみりゃ、゙ママが〜゙って、かなでが泣きじゃくりやがって…」

『…そーいや。携帯の、使い方…教えてたな』



何かあった時の為にと教えてたわ
しかし…よく、四代目に繋がったな…



「まだ寝てろ」

『つめたっ』



冷え〇た?ウチになかったような…あぁ、なるほど…買ってきてくれたわけ



『よんだいめ』

「あ?」

『ありがと』

「………………おぉ」



そっぽを向いた彼の耳が真っ赤なのは、黙っておこう



豹の撹乱

「…オイ。粥を残すな」
『…………後ろ』
「あ?」
「にぃにの、おかゆ…ジュル…」
「……………………」
『残り、かなでに食べさせて』

―――――
ママ、風邪を引く

風邪引いてないのに、お粥を無性に食べたくなるのは私と弟(笑)

11.09.17.
11.09.20.移転

mae tugi


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