「ん?」



久々に街を繰り出してみると、奇妙なモンを発見……なにやってんだ?



「おい」

『あれ、四代目?』

「何だその大量の荷物は?」



街中で見掛けたのは、両手一杯に買い物袋を下げた唯の姿。いやいや、買い過ぎだろ、どう見たって



『んー…生活用品、すっからかんになってさぁ』

「……阿呆か」



どうせ唯の事だ
仕事が忙しくて、そっちまで回らなかったクチだろ…ったく…ん?かなではどうした?



「かなでは?」

『ミンさんに預けたよ』



相変わらず、ちゃっかりしてやがる………チッ!仕方ねぇな



「お前、少し待ってろ」

『は?』

「良いから動くな、良いな」



ったく…親子揃って、世話の焼ける…



■■■



『……いや、あー…色々スンマセン…』

「分かってんなら、やるな」



あれから四代目は、早々に戻って来た…車と共に。見た時は本気で驚いた、だって高級車だよ!?心臓に悪ぃ…



『あ、そこ右』

「ん」



そういや四代目の車には、初めて乗るけど…滅茶苦茶運転上手い。丁寧かつ、安全運転。もしかして免許、ゴールド?



「ここか?」

『ん、そ』



あっという間に、私達のアパートに到着。車は良いな、早くて



『あれ、荷物…』

「良いから鍵、開けろ」



………いつの間に荷物を
さりげなく荷物を持ってくれる所は、四代目らしい



『ありがと、助かったわ』

「……無理すんじゃねーよ、ったく」



狼の送迎

『折角だからお茶飲んでってよ』
「あ?」
『水出しコーヒー出すからさ』
「………………んじゃ少しな」

―――――
四代目の夢主の自宅訪問←違う

運転上手そうな四代目と、水出しコーヒーにこだわる夢主

11.09.17.
11.09.19.移転

mae tugi


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