メモ帳 | ナノ

FT→コーセル 試作

『………』
「………」


面倒な事になった

事は数時間前に遡る


******


『毎度あり〜』


仕事が一段落し、笑みが深まる。俺も"この世界"に馴染んだよなぁ

元々俺はこの世界とは違う世界に住んでいた

だが、何がどう間違えたのだろうか

気が付けばこの世界にいた
因みに当時7歳か8歳位

本気で焦ったね、あん時は
義兄に出会わなければ、俺は今生きてないな。うん


『お、また仕事か』


俺の命の恩人である、義兄は遠い地で教鞭を取っているらしい

無駄に貧乏器用なアニキなので多少不安があったが、その土地に馴染んでいるようだったので一安心だ


『どもー。よろず屋ですが、貴女がご依頼人?』

「……………」


アニキは教鞭を振るう前、特殊な職に就いていた。俺もなるか、と誘われたが…俺はアニキみたく器用じゃねぇので、やんわり断らせて頂いた。まず俺、しきたりとか苦手だし

それからなんやかんやで、今のよろず屋に辿り着いた。その日によって収入は変わるが、依頼が絶えないので食いっぱぐれる事はない

しかし、今回の依頼人は何か可笑しいな


『依頼人さーん?』


訝しげに相手を眺めていると突然、彼女は俺に何かを押し付けてきた

………え?


『た、まご…?』


普通の卵、じゃない
何よりデカい!つか本当に卵か、コレ!?


「貴女になら、託せる」
『一体どういう……どういうこっちゃい』


理由を聞き出そうとしたが、それも叶わず
依頼人の姿形が忽然と消えてんじゃねーか!?

いやいや、待てぃ!
そもそも依頼内容聞いてねぇよ!!


『………どうすんだよ、コレ……』


しかしあの依頼人、可笑し過ぎた

まず"人の匂い"がしなかった…て事は人外?
いや、まさかなぁ…


『ん?』


思考に浸っていた俺は、抱えていた卵に視線を落とした

動いたんだよ、コイツ

…………まさか


「……………」
『そのまさか、かよ…』


冗談止めてくれ

コイツ、竜じゃねぇか


『えぇー…』


竜はコーセルテルにしかいない筈だぞ

アニキ経由だから間違いない…なのに何故こんな人間の街中、しかもここは首都だぞ?厄介にも程がある

とりあえず、だ


『コーセルテル、行くか』


滅竜魔導師の育成物語


(確かアニキ、木属性の竜に師事してたな)
(迷っても仕方ない…隠れながらっーのが面倒臭いが…)
(…頼むから静かに、な)
((コクリ))



オチ未定(・∀・)
郵便屋さん辺りが妥当かなーとは思う

夢主はナツの義妹だけど、頭は良いです。も一人の義兄の影響受けてます。どうでも良いが夢主はナツをナツ兄、も一人の義兄をアニキと呼んで区別してます←どーでも良い


comment:(0)
2014/04/16 22:30

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