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それでも 試作
断言しよう
我が雨の公国は貧乏だ
それは仕方ない事で割り切るが、そうと割り切れない事だってある。そう軍事関連だ。国民性からか争い事を嫌う為に、ソチラ方面が疎かになっているのが現状
まぁだからこそ鎖国していたのだが…
***
『さて。ここ、か』
懐かしき故郷を離れ、私は今…太陽王と呼ばれる御方のお膝元へと足を運んでいた
それは彼、太陽王から嫁入りの話が上がったからだ。まぁ無条件無血開国の対価が、自治を認めるっー内容なのだから致し方ない事だろう
『…多少遅れたが、まぁ何とかなる…か?』
期日は決まっていたんだが…まぁ先立って文を出しておいたし、仕方ないよな…うん
一抹の不安が過りながら、私は晴れの公国王宮へと再び足を動かした
**
「遅い」
『開口一番ソレか』
一難去ってまた一難
王宮には何とか入れた。門番の連中には大層疑われたが、親父に頼んで書いて貰った書類で一発(因みに書類には親父直筆のサインと国王しか使用出来ない印がある)
そして太陽王と御対面したは良いが、コレだ
『文を先立って送っておりますが?』
「読んだ覚えがない」
この糞餓鬼ぁ…
「あと少し遅かったら雨の公国に武力行使していた所だ、運が良かったな」
『………は?』
コイツ、何様だ?あぁ太陽王か………
『おい、糞餓鬼』
「なんだ…と…」
遅れたのは確かに悪かったと思うさ
けどな、理由が理由なんだよ
『遅れた理由を教えてやるよ…軍事の引き継ぎしてたんだよ。あ、文句あんのか?』
「軍事、だと?貴様、公女の筈だろ…?」
表向きは、な
だが実際公女としての役目は、殆どこなしてねぇ
"もう1つの役職"が多忙過ぎたからな
『正式な自己紹介がまだだったな…雨の公国第4公女兼、軍事総司令官ニケ・ルメルシエだ』
おー、固まってら
そういや表立って名乗るのって、初めてじゃね?
『そこら辺の野郎よりは腕があると自負している』
色々な意味で、これから楽しみだよ。なぁ太陽王?
『…口に気を付けろよ』
戦乙女が嫁いできた(ニケ様!?兵達に一体何を!?)
(何って…鍛練)
(…鍛練…ですか…?)
(用心に越した事ないからな…お前もやるか、眼鏡)
(いいえ、私は結構でございます。それと眼鏡と呼ぶのは如何と)
(眼鏡、かってぇな頭)
((…色々ぶっ飛んでいる方だ…悪い方ではないのだ、決して…))
原作知らずアニメとWikipedia知識のみで書きなぐった結果、こうなった\(^^)/
無謀にも程があるだろ…とりあえず夢主達は最初険悪過ぎます。逆に臣下達に大層人気な夢主v
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2014/04/25 22:02
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