第2回
※一部、腐向け(?)注意





第1回目のラジオから数日後。

同じスタジオにて。




イ「……はい、始まりました。オレたち暗殺チームのラジオ、S・A・Radio。今回のパーソナリティーは≪鏡のイルーゾォ≫こと、イルーゾォと」


ホ「い……≪イッスンボウシ≫? のホルマジオがお送りすっからな! ……なァ、このイッスンボウシってなんだ?」


イ「ジャッポーネのドウワに出てくる主人公らしいよ。名前が楽しそうに話してくれた」


ホ「へェ……ま、いいや。ちなみに、今日は≪ゲスト≫も呼んであるぜ!」





イ「え、ゲスト? ソルジェラは窓越しでイチャついてるし……、誰だよ! オレ知らないんだけど! パーソナリティーが知らないって……」


ホ「まあまあ、そんなへこむなって! 急遽決まったことだしよォ……今はゲストを呼ぶのが先決だろ?(背中バシバシ)」


イ「痛ッ! はあ、わかった。じゃあそのゲストさんとやら、どうぞー」







ドドドドドドドドドドド







メ「どっじゃアアアアん!(決めポーズ) 良い子のみんなこんばんは! エロい子みんな寄っといで! 前回に引き続き≪性≫義の味方、メローネのお出ましだ・ぜ☆」


イ「……」


ホ「ハハッ、メローネ張り切ってんなァ!」


イ「……、ねえ」


ホ「ん?」


イ「オレ、帰っていいかな? いいよね? お腹痛くなってきた」


メ「ちょっとちょっとー! イルーゾォ、何シケた顔してるんだよ! 助っ人の登場だぜ!?」


イ「いや……助っ人と言うより、引っ掻き回し役じゃないかな……うん。大体、オレら別に頼んでねえし」


ホ「まァ、俺も頼んではねェわな!」



しばらくの静寂。




メ「なん、だと……!? オレは、オレは……ッ地味でメルヘンな二人だと場が持たないと思って、リーダーと名前の≪あっはんうっふんなシーン≫の盗聴を泣く泣く諦めたんだからな……!?」





イ「……早く逮捕されないかな、こいつ。というか、このラジオってリーダーも聞いてるんじゃあないの?」


ホ「ったく、しょォがねーな〜〜! まッ、フォローもしようがねェから放っておこうぜ。……しっかし、俺たちのひどい言われよう……≪上≫から聞いたのは、≪ずば抜けたギャグ担当が居た方が盛り上がるから、急遽投入した≫だったんだけどな」


イ「へえ……って、ん? 上!? 上ってなんだよ! オレたちにとって組織のボス以外に≪上≫っていたっけ?」


ホ「あ……(≪しまった≫という顔)……ま、まァ、いいじゃねェか! 回答、始めようぜ!」


イ「ちょ、気になry」


メ「了解したッ! 今日はオレが二人への質問を読んでいくから、よろしく!」










メ「それでは早速、一つ目の質問! イルーゾォに、『どうしてインディアンみたいな(笑)髪型してるの?』だって」


イ「インディアン? ……ああ、この結び方か」


ホ「確かに、お前チームに入ったときからそのおさげ6つだったよな」


イ「おさげって……いや、まあ……これは大した理由じゃないんだけど」


メ「まあまあ! メローネお兄さんに言ってごらん!」


イ「……、……切っても切っても髪の量が減らなくて、美容院行くのも面倒くさいし、結んでみようってなって意外に楽だったからそのまま。6つなのは偶然近くにあったゴムの数」


メ「へえ……想像した以上に大した理由じゃなかった(ボソッ)」


イ「〜〜っなんだよ! 言わせたのメローネだろ!」


ホ「まあ落ち着けよ。一つ一つ気にしてたらラジオの尺に入りきらねえし」


イ「……運営側っぽい発言なのがすげえ気になるけど、いいや。次行こう」





メ「オッケー! 二つ目はー……『イルーゾォって鏡の中だとSだけど、外だとMだよね?SMプレイするとしたら、どんなことされたい?』だってさ(ニヤニヤ)」


イ「は!? お、おおオレ、別にMじゃねえし! ただ、その……鏡の外だと弱気になるというか……とにかくMじゃないッ!」


メ「(そう宣言してる奴に限って怪しいんだけどなあ……)ま、否定してないで質問に答えなよ」


イ「……好きな子に罵られたらどんな気分になるのかな……とか、断じて気になってないからな……!」


ホ「この感じ……なんだっけか……ツンドラ?」


メ「いや、ツンデレ。イルーゾォが自爆したとこで、次に行こうか」






メ「次はね……これもイルーゾォ宛て。『男同士の恋愛ってどう思う?俺的にイルーゾォは理想的な受けなんだけど……』……わーお」


ホ「大胆質問だな。どうなんだ? イルーゾォ」


イ「…………≪好いてる奴≫同士ならいいんじゃないかな、うん(悟りを開いた表情)。……って、理想的な受けってなんだよ! きょっ、許可しない……! 許可しないィィィイイッ!」


メ「あ、混乱のあまり暴れ出した。次に行った方がよさそうだ……って、次もすごそうだね」


ホ「ほー、イルーゾォ宛てか?」


メ「いや、ホルマジオ。『私、ホルマジオ×イルーゾォが好きなんですけど、イルーゾォの事、どう思う?ぶっちゃけ、抱けますか??イルーゾォ細いし髪型可愛いし・・・アリじゃないですか??』」





ホ「……、えーっと。んー、アリって……そりゃあ、こいつすっげェ細っこいし、≪もっとメシ食えよ≫って心配にはなるけど、なァ……(隣を見て)」


イ「な、なんだよ! そんな値踏みするかのような目で見んな……!」


ホ「いや、見てねェから。やっぱ俺は、抱くとしたら名前みたいな可愛い娘ちゃんだな……あるモン、ちゃんとあるしな(手をワキワキ)」


イ「! そんなの、オレだって……名前みたいな女の子、というか本当なら名前と一緒に居たいし、あわよくば……ゴニョゴニョ」


メ「わかった! あんたらの名前への気持ちはよーくわかったよ! ベリッシモ感動したッ! 次に行こう!」






イ「次は?」


メ「えーっと、『漫画、イルーゾォの出てるところばっかり読み返してるよ!イルーゾォ大好き愛してる!毎日イルーゾォで妄想してます←
イルたんホントにカワイイ!!モコモコの服に6つに分けた髪型・・・!ジョジョキャラの中で一番カッコいいしカワイイ!!一番大好き!!
イルーゾォって可愛いから、モテるよね?女にも男にも←
イルーゾォのタイプって、どんな人?』だって」


ホ「ハハッ! やったな! モテモテじゃねェか!(再び背中バシバシ)」


イ「痛ッ! ちょ、痛い! っ……まあ、好かれるのは……嫌いじゃないし……ぐ、グラッツェ(ふいっ)」


メ「お、デレ期に突入したね! ディモールト・ベネ! で? イルーゾォはどんな子がタイプなワケ? あんたの恋愛遍歴って、かなり統一が取れてないんだよな。超オシャレな子かと思えば、次は前の子とはかけ離れたタイプだしさ」


イ「……なんでお前がそれを知ってるのかは別にして、オレはただ、≪自分を理解してくれる子≫が一番いい。それがタイプ」


ホ「へェ……胸が大きいとかじゃねェんだな」


イ「親父のホルマジオと一緒にすんなよ。仕事は……まあ、口には出せないけど、オレ自身を見てくれたらいいとは思う」


メ「なるほど、ねえ……」


イ「(赤面)……次行こう、次」









メ「次、次っと……これもイルーゾォだぜ! 『デート行くなら、どんなところにつれてってくれる?』」


イ「デート……デートか……うーん、イタリアの名所回るとか?」


ホ「名所? たとえばどこだよ」


イ「そりゃあ、トレヴィの泉とかいろいろあるじゃん。一緒にコイン投げるのもいいよね」


メ「ふーん……さすがロマンチスト」


イ「あと、歴史が好きならコロッセオとか、≪ポンペイ遺跡≫とかもいいな」


ホ「……そこはやめとけ」


イ「え?」


メ「うん、やめといた方がいいよ。イルーゾォのフラグを折るためにも」


イ「(フラグ?)まあ、お前らがそう言うなら」




ホ「お! 次が個人宛ては最後みてェだな!」


メ「そのようだ! えーっと……ふむふむ、『イルーゾォの服モコモコだけど、暖かい?お腹出てるけどお腹壊したりしない?というか、どうしてお腹だけあいてるの??
可愛いけど、そのお腹に飛び付きたいけど、風邪ひかないか、凄く心配です!』」


ホ「そういや開いてんな……なんでだ?」


イ「いや、周りが≪それが普通≫と言うかのように開けてるからだろ!? オレだって、最初は寒さと腹痛に悩まされてたよ!」


メ「まあオレたちのチャームポイントと言えるよね! 暗殺には不適そうな派手な服と肌の露出は!(ウィンク)」


イ「そのポジティブさ……というか、ウィンクやめろ」


ホ「外見はモテそうだが、ほんと残念だよなァ。メローネの奴は(苦笑)」






メ「さて! 次からはみんな宛てのだよ! まずはー、『疲れやストレスの解消法は?』……オレの答え聞く?」


イ「いやいい(きっぱり)。嫌な予感するし。うーん……オレは、カラオケというか歌って発散してるかも」


ホ「俺は猫の番組とか見て癒されてんな!」


メ「へえ。イルーゾォはマイ○ル・ジャ○ソンなだけあるね。……そういや、ギアッチョも猫がどうたらって言ってたけど、あいつとあんたで違うのは、≪猫に触られるのを許可されてるか≫だよな」


ホ「ん? ギアッチョは知らねェけど、俺は許可されてるぜ?」


メ「(どうせ瓶詰とかしてだろ)……まあ、大体わかった。次に進もう」


イ「あと何個ぐらいあんの?」


メ「二つ。一つ目はこれ! 『誰と任務に行くのが一番いいですか』? ちなみにオレは――」


ホ「ハハ! どうせ弄りやすいとかそんな理由でギアッチョなんだろ? お前ら、仕事だといいコンビっぽいのにな!」


イ「確かに。あ、オレはやっぱりリーダー。なんというか……安定?」


ホ「リーダーね……わかる気もすっけど、俺はイルーゾォ、お前とが一番組んでて遂行しやすいな。鏡に入ってる間だけは、安全だしよォ」


イ「……≪だけ≫ってどういう意味だよ(じとー)」









メ「次はー……うん、これが最後だ!」


イ「最後なんだ。意外に早いかも」


ホ「だな!」


メ「あはっ、早く感じる=楽しい! それはつまり、愛の戦士であるオレが来たおかげだな? そうだろう!?」


イ「……」


ホ「ハハハハ」


メ「も〜、ノリが悪いな〜! わかったわかった、読み上げるよ! 二人とも心して聞けよ!? 『ヒロインちゃんのどこが好きですか?あと、下着の色教えてくだs((ry』」


イ「え……ええ!?」


ホ「そう来たか〜! 名前は俺にとっては妹って感じだな……なんかこう、あったかい気持ちを思い出させてくれんだよな、名前って。あ、でも女としてはっきり見てないとは言えねえんだけどな。下着は色と言うより柄モンが多い……って、俺のこっちの情報いらねェだろ」


メ「いやいや! ありがとう! (知ってたけど)参考になったよ!」


ホ「そうかァ?」


イ「……」


メ「で? そこで百面相してるイルーゾォは名前のことどう思ってんの?」


イ「! そ、それは……えーっと……名前、オレらが怪我したときすぐに駆けつけてくるだろ?」


ホ「まァそうだな。まるでナースさんというか――」


イ「そう! それだよ! 白衣の天使って言うかさ、ほんと聖女……! オレの中では憧れの存在! もしもの話、リーダーと付き合わなかったら、もっと近付いてたかも」


メ「うわ、意外に大胆な発言するね、イルーゾォ」


ホ「リーダーに聞かれてんのを忘れたのか、もう諦めの域に達したかのどちらかだな」


メ「へえ……あ、ちなみにイルーゾォの下着は無地で暗い色が大目だぜ(バキュン)」


イ「≪無理しないでくださいね?≫なんて笑顔で言われると、本当にできなくなるよ。ああ、可愛いなあ名前……って、何勝手に暴露してんだよ!」


メ「あはっ! でもまあ、リーダーがイルーゾォに対しても警戒網を張っている意味が理解できたかも。……いつ、どこで≪豹変するか≫わかんないしさ」


ホ「ほー、そういうもんかねェ」


メ「そういうモノなんだよ」










イ「ついにお別れの時間となってしまいました……ホルマジオ、どうだった?」


ホ「おう、面白かったっちゃあ面白かったけどよ。なんかお前、げっそりとしてねェか?」


イ「いや別に……そんなことない。普段、ここまでツッコミ役しないから、疲れただけ」


ホ「へ、へェ。ま、とにかくお疲れさん! みんなも、質問ありがとな!」


イ「うん、その点に関しては本当にありがとう。これからも、オレたちとこのラジオ、そしてこのサイトをよろしくね」


イ・ホ「それでは、Arrivederci(また会いましょう)!」





終わり





〜おまけ〜



イ「で? 次は誰が来んの?」


ホ「次はなァ……お、≪例の二人≫が来るみたいだぜ?」


イ「え? どの二人だよ。まあ、選択肢は限られてくるんだけどさ」


ホ「要するに、≪お楽しみに≫って意味だよ。さ、俺たちも帰ろうぜ……そういや、メローネは瞬く間に消えちまったな」


イ「……追及しない方がいいと思う」


ホ「ハハッ、だな」





本当に終わり



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第2回のご閲覧、本当にありがとうございました!



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