心柄リバース


※暗チ夢
※皆の性格が本来のモノと正反対になっています
※つまり、≪キャラ崩壊≫注意!
※ギャグ







それは突然のことだった。



「あ、リーダー。おはよう」



いつものようにあくびを噛み締めながら、私は廊下で鉢合わせしたリーダーに片手を挙げて挨拶をする。

そしてリビングへ行くため、自室へ戻るであろう彼の横を通り過ぎた、刹那。



ムニ



「……ん?」



背後に感じた禍々しい気配と――臀部がはっきりと捉えた手のひらの感触。

双丘を弄り、揉みほぐすようなそれに振り返れば、こちらをじっと見つめるリーダーが。



「ん?」


「いや、≪ん?≫じゃないよね? 何しちゃってくれてるの、リーダー」



今、私が向けている視線はかなり冷え切っていると思う。

本当なら、普段あの変態にしているように、容赦なく殴ってやりたい。


でも、相手はあの堅物・朴念仁・ムッツリのリーダーだし、≪どこかで頭をぶつけてきたのかもしれない≫と情状酌量の余地を与えた――が。



「ハア……たまらないな、お前のぷりぷりで可愛い尻は。ハアハア……この触感、この服越しでもわかる滑らかさ……名前、お前はきっと安産だろ――」


「目覚めろ、理性」


「ウグッ!」




某月某日の朝。

我らがチームのリーダーは、なぜかオープンスケベになっていました。



――どうしよう。

彼の硬い腹筋にパンチを食らわせたせいか、ヒリヒリと痛む拳をもう片方の手でなでつつ、私は絶望に浸る。

すると――



「くッ……なかなかイイ拳を持っているじゃあないか、名前。油断してしまった……だが、どうせなら手で攻撃するのではなく、その足でオレを≪蹴ってくれ≫! 欲を言うならば、タンスにしまっているあの60デニールの黒タイツを履いて蹴ってほしい……!」


「ちょ、ちょっと……ほんとにどうしちゃったの!?」



切迫した表情のリーダーが、怖い。

思わず後退りそうになるのをなんとか堪えて、私はすでに回復し、起き上がっている彼に対し声を振り絞った。



「ねえ、疲れてる? 寝惚けてる? 思春期の男の子が見るような夢でも見たわけ!? それとも、あの青カビみたいな髪型の変人闇医者に、何か飲まされた!?」


「何を言っている。オレは疲れても、寝惚けても、夢を見たわけでもないぞ。ちなみに、媚薬を飲ませたいと思っているのはお前だけだ」


「ヒィッ……き、聞きたくなかった! そんなカミングアウト……!」


「……その照れ顔いいな。オレが名前を他にもどうしたいか……聞いてみたいだろう? 今からオレの部屋でじっくり聞かせてやる……いや、実践した方がいいか」



ここで訂正しておくが、私は照れてなんかいない、断じて。

ただ、一応同じ暗殺者として尊敬していた眼前の男の言動に、引いているだけだ。


とは言え、唐突すぎるこの変化に疑問は残る。



「(一体、どうしちゃったんだろう……)」


詳細を聞くべきなのかもしれない。

でも今は逃げなければ――近付いてくるリーダーにようやく足を一歩引き下がらせたそのとき、スタスタとこちらに向かって歩いてきたのは、伊達男ことプロシュート。



「ぷ、プロシュート兄ィ!」



当然、私は一目散に彼の元へ駆け寄った。


他人を頼ってんじゃねえ。だからお前はいつまで経ってもマンモーナなんだよ、って諫められるかも――と後のことを気にしながらも、抱きつくようにプロシュートの背後へ隠れる。

すると、ビクリと揺れる身体。



「うぎゃあッ!? な、なんだよ名前……!」


「(≪うぎゃあ≫……? なんかこいつも変……って、そんなことより――)お願いっ、助けて! リーダーが気持ち悪いぐらいオープンな変態になっちゃったの!」



再び浮上する疑惑。

それをなんとか振り払いつつ、男のシワが全くないシャツをクシャリと掴んで蒼い双眸を見つめれば――



「助けるって……お前はオレに死ねっつーのか!?」


「……はい?」


「あんな屈強なゴリラに立ち向かうとか、考えただけでもゾッとするぜ……。お前がどんなに可愛く懇願しても、むむ無理なモノは無理だからな!? どうせなら他の奴に頼れよ!」



――どういうこと? 兄貴が兄貴らしくない。


狼狽する視線には、私にいつも擦り寄ってくる元祖変態を一蹴してくれる姿はない。

いや、もはや≪兄貴≫という通り名すら撤去されかかっている。



今にも崩れ落ちそうな≪盾≫に動揺したのも束の間、ハアハアと息の荒いリーダーがこちらに迫って来た。



「名前……なぜ逃げるんだ。いつもと変わらないスキンシップだろう」


「えっ? リーダーはやたらくっついてきたり、話すときの距離が近いな……とか思ってたけど、あれって天然ゆえの行動じゃなかったの!?」


「ふ、なるほど。気付いていなかったからこそ、ああもオレを誘う素振りを無意識に見せていたのか……可愛い奴め。それで? プロシュート、お前はいつまで名前の前に立っているんだ。早く退け」


「どうぞどうぞ」


「っておい! 簡単に私を譲るな、この優男!」



すぐさま私を差し出すプロシュートに、呆れのため息しか出てこない。


――≪兄貴≫のこいつ、結構素敵だって思ってるのに……これじゃあ形なしだよっ!

一方、さらに興奮気味で歩み寄ってくるリーダー。



「優男……≪竿≫、だと? 名前……オレのモノが欲しいなら、そう言ってくれていいんだぞ? 遠回しのお強請りをして……ハアハアッ、今すぐに食べさせてやるからな」


「なッ、そんなこと言ってな……ひっ」



刹那、強く掴まれた肩。

恐怖が身体を支配し、動けなくなった私はただただ目をきつく瞑ってしまう。


次の瞬間だった。


ドカッ



「グハッ……!」


「え?」



耳を掠めていた吐息と、手の感触が消える。

――な、何が起こったの……?


ひどく動揺しながら、ゆっくりと瞼を上げれば――



「ったく、この変態にはつくづく呆れちまうよ」


「ペッシ……来てくれたんだな!」


「……ぺ、ペッシ? えっ、今のペッシだったの?」



私の目の前には、床へ倒れ込んだリーダーに対して毒付く可愛い(かったはずの)弟分、ペッシが。

もうわけがわからない――ただただ瞬きを繰り返していると、振り返った彼と目が合った。



「大丈夫? 名前。消毒液、貸しやしょうか?」


「あ……う、ううん。なんとか大丈夫だから……」



なぜだろう、漂うオーラに思わず萎縮してしまう。


今のペッシに、「名前さん」と人懐っこく呼んでくれたあの頃の面影はない。

こちらを突き刺す眼光は、まさにベテランの色をしている。



「ペッシ、そろそろリゾットが起きそうだぜ」


「あ、ほんとっすね。名前、リーダーはオレが≪処理≫しておくんで、離れた方がいいっすよ」


「……うん、そうさせてもらう」



頭を占める動揺と焦燥。

再び攻撃を仕掛けそうなペッシと、その後ろでおろおろしているプロシュートに今一度頬を引きつらせてから、私は狭い廊下を歩き出した。










「でも、明らかにおかしいよね」


誰もいないリビングで、ぽつりと呟く。

――今のところ、全員がどこかおかしいし……。


いや、むしろ自分が変なのだろうか。

どこまでも付き纏う不安にどうすればいいのかわからず、ソファに座ったまま頭を抱えていると、背後から足音が聞こえてきた。



「よォ、名前。どうしたんだよ、シケた顔して」


「! マジオさんっ、聞いてよ! みんなが――」



ようやく現れてくれた、チームの中ではまあまあまともな人。

これまでの状況を愚痴として聞いてもらおうと、ホルマジオの方を慌てて振り向き――私は唖然とする。


なぜなら、



「え……あの、それ……」


「ん? あァ……すっげー可愛いだろ? 今日は≪ピンク≫で揃えてみたんだぜ?」


「にゃおーん」



彼は、恐ろしい程可愛らしいピンクに包まれていたからである。

念のため言っておくが、ホルマジオがピンクという色を好んでいるなど私は聞いたことがない。



「ね、猫……ずいぶん≪懐いてるね≫」


「ハハッ、そりゃあな。俺の猫だぜ?」



そして、さらにおかしいのは彼と猫の関係だ。

確かにこの男は猫好きだが、それはかなり片思いだったと記憶している。


でも、今おそろいでピンクの服を着せられている猫は嫌な顔一つせずに、ホルマジオの腕の中に大人しく収まっていた。



「……」



せっかくまともな奴に出会えたと思ったのに――これはある意味、私以外の仲間が≪変わってしまった≫と考えた方がいいのかもしれない。

押し寄せた衝撃に今更ながら眉をひそめていると、ホルマジオがこちらを覗き込んでくる。



「なんかわかんねェけど、落ち込むなって……そうだ、お茶会でもしようぜ。美味いドルチェを用意してるからよ」


「おちゃかッ!? そ、それは……えっと」



まさか≪漢≫の彼から、そんな言葉を聞くことになるとは。

狼狽える私。


すると、その反応を拒否だと捉えたのか、ホルマジオは猫の喉を撫でながら再び口を開いた。



「それとも、クマちゃんのぬいぐるみでも欲しいのか? お前も可愛いモン好きだよなァ」



――クマちゃん? だ、ダメだ、悪寒が……!



「あ、なんならショッピングにでも行くか。服やらグッズやら置いてるショップも知ってるからよォ……。どうだ?」



わけのわからない寒気が、私を襲う。

もう、限界だった。



「名前?」


「〜〜ごめん! 今日は遠慮させてくださいーッ!」


「あ、おい……!」



これ以上、ホルマジオと一緒にいたら、自分まで≪オトメ≫になってしまいそうだ。


そんなの柄ではない。

リビングという行き場を失った私は走って走って、走り抜いて――



「きゃっ!?」


何もないところで躓いた。

しかし、来るであろう痛みが来ない。



「? ……あ、ギアッチョ!」


おずおずと見上げれば、そこにはこちらを見下ろすギアッチョ。

どうやら、転ける寸前で助けてくれたらしい。


でも、短気な彼のことだ。

気をつけろなどとやかくだろう――ハッと我に返った私は、慌ててギアッチョと距離を置き、謝罪を述べる。



「ご、ごめん……ぶつかっちゃって」


「…………怪我はねえか」



あれ、意外に怒ってないのかな?


「あ、うん。私はないけど……って、それだけ? いつもは≪どんだけ鈍間なんだよ、テメーは≫とか言ってくるクセにっ」


「それだけってなんだよ。つか、ンな根掘り葉掘りテメーから話を聞いてるほど、俺は暇じゃねえ」


「は?」



あのギアッチョが、矛盾を孕んだ言葉を使っている……?

そして、かなりドライだ。


思わぬ事態に私は目をぱちくりさせながら、なんとか喉を震わせる。


「ちょ、ちょっと……いつも言ってるじゃない。根を掘るのはわかるが、なんだよ葉を掘るってよオオオオ、って……」


「はア? 別にいいだろ。そういう言葉のアヤなんだからよ」



自然と引きつる表情筋。

まさか、ギアッチョに≪言葉のアヤ≫を説かれることになるとは、今までの自分は思いもしなかっただろう。



「えっ……あの小説のタイトルはベニスじゃなくて、ヴェネツィアが妥当でしょ? ギアッチョ、どうしてベニスなのか……納得いかないよね? ね?」


「? いや……まあ、タイトルはタイトルだしよ……別にベニスでいいんじゃね?」


「!?」



次の瞬間、私はその場を離れるしかなかった。

――な、何あれ……! いつものギアッチョじゃない!


いや、そもそも≪いつも≫とはなんだ。



「あ〜、もう! 一体何が起こってるの!? わけがわからな――ぎゃあ!?」


ツルンと滑った足。

咄嗟に床へ着いたことで、小さな痛みを訴える手のひら。

今日は、躓いてしまう日らしい。


なんとか歯を食いしばりながら立ち上がれば、私の悲鳴のせいか、誰かの足音が近付いてくる。



「名前? 大丈夫かよ」


「う、うん……、……」


「?」



そこにいたのは、今日初めて会うイルーゾォ。

じっと見つめてみるものの、おかしいところは――ない。



「ッ、イルーゾォ〜!」


「おお、びっくりした。どうしたんだよ名前、何かあった?」



≪変わっていない≫彼に、ひどく安心した。

安堵ゆえに抱きついてしまったのは、大目に見てもらいたい。


そして、やっと落ち着くことができた私は、つらつらと今までのことを話し始める。



「それでね……マジオさんがオトメンになった挙句、ギアッチョなんかインテリぶって……どう思う?」


「ははは、そりゃ驚くよな……でもさ、大丈夫だよ。なんとかなるって!」


「……」



――あれ?

どこか、想像していた反応と違うような。


いつもはヘタレでちょっぴりネガティブな、イルーゾォのはずなのに。

不審に思った私は、試しに彼がいつも気にすることを言ってみた。



「そ、そう言えばイルーゾォってさ……≪ネガティブ≫とか≪内弁慶≫とかからかわれてない?」


「んー? どうだっけな……ま、そういう奴には言わせておけばいいだろ。あんま言われることねえけどな」



……どうしよう。

普段は鏡に引きこもって、周りからの目を気にする、自意識過剰気味なイルーゾォが……!


「安心しろよ、オレがついてるからさ!」



いい意味で自信を持っているではないか。


「な、なんだろう。今のあんた、すごく説得力がある」


「はあ? どういう意味だよ、それ! いつもは説得力ないみたいな表現だなァ」



私が失礼なことを言っても、ケラケラと笑うだけでまったく意に介していない。

どうやら、イルーゾォも変わってしまったようだ。






それから「名前。お前たぶん疲れてんだよ、お大事に」――と笑顔で言われた私は、自室に戻ろうと歩いていた。

すると、ふとある部屋のドアが目に止まる。



「……そういや」



今日、あいつを見ていない。

出くわす度にセクハラを仕掛けてくるあいつ――変態メロンを。


まあ、少しぐらい様子を見てやろう。深いため息と共に殴り抜けられる拳を用意しながら、扉をノックした。



「はいはーい。今開けるよ…………え、名前?」


「そう、私。……って、なんで閉めるの!」



ところが、すぐに開きかけたドアは元に戻ってしまう。

わけがわからない――謎の拒絶に、ドンドンと叩き続ける私。



「ちょっと、メローネ! 開けてってば!」


「やめてくれよ! 用事なら電話で受けるから……そ、そもそも、いつもは他の奴を介してなのになんで来たのさ」


「(いつもはそっちから近付くクセに……)とにかく中に入れて」



刹那、その場を覆った沈黙。

――な、何……?

戸惑いつつ返事を待っていると、慌て気味の声が板越しに飛んできた。



「……名前、あんた女の子なのに! 何言ってるんだよ!」


「へ?」







「わ、若い女の子が男の部屋に入るとか、≪ハレンチ≫だろ!?」


「は、ハレンチ?」


「そう! ハレンチ! それにオレが≪女性苦手≫って知っておきながら、こうやって近付くなんてさ……ディ・モールトひどいぜ……!」


「え? 女性が、苦手……?」



あんなセクハラしてくるクセに?

混乱を極めた私は、言い知れぬ怒りをぶつけるように叫ぶ。


「ちょっと……いつものあんたは女性を母胎にするとかしないとか、言ってるじゃない! どういうこと!?」


「なッ、母胎ってなんだよ! そんな言葉、ぐでんぐでんに酔っ払っても言わないね!」


「……」


突如迫り来る、≪取り残された≫気分。

腕は力が抜けてしまった。


心を支配したのは――憤怒と悲哀。



「ッ……何よ」


「名前?」



霞む視界。

漏れる嗚咽。


「何よ……何よ何よ何よ! あんたたちだけ勝手に様変わりして……っ」


「え、まさかあんた泣いて……!」


「ぐす、泣いて……ないッ!」



もうすべてが馬鹿らしい。



「ちょ、泣くなよ……ティッシュいる?」


「黙らっしゃい! いつもは≪オレの胸においでよ≫とか言うくせにっ、気持ち悪い気遣いしないで!」



全員が変わったって言うなら、私だって変わってやる。

何を変えるかはまだ決めてないけど――決意を新たに顔を勢いよく上げた、瞬間。



ガンッ


「ひぎゃッ!?」


開いた扉が、私の額へ直撃した。

揺さぶられる脳髄。



「名前!? 名前……ッ!」


メローネ、絶対に殴る。

塗り替えられた決意。


ようやく見えた翡翠の瞳をキッと睨みながら――私はその場で意識を失った。









心柄リバース
最期の時に願ったのは、「夢でありますように」。




〜おまけ〜



「ん……、ハッ!?」


勢いよく起き上がれば、そこはリビング。

ヒリヒリと痛む額はあえて無視して、ついさっきまで≪眠っていた≫私は、ぽつりと呟く。



「もしかして、夢……?」


そして、ふと視線を隣へずらして――



「! メローネ」


同じくソファで熟睡した男に気が付いた。

女の子が苦手だったら、横で寝ないよね――不安を抱きつつ、彼の頬を指先でつついてみる。


ツンツン









ガシィッ



「!」


「ハアハア、オレのほっぺたを名前の指がッ……いたずらっ子なこの指は、こうしてオレが食べちゃうからね!? レロレロレロレロ……!」



気持ち悪い。嫌な意味で。

刹那、私はもう片方の手でメローネの頬を思い切り叩いた。


「ベネッ!」


響く、いつもの叫び声。

こういう時のために、常に所持しているウェットペーパーで舐められた指を消毒しながら、こぼれたのは安堵の息だろうか。


――……なんだったんだろう、あの夢。でも――



「よかった……いつものあんたの方がまだいいや」


「えっ、何? ついにデレた? デレてくれたんだね!? よし、今からオレと子作り――」


「滅びよ、変態」



迫って来た彼をあしらい、リビングを後にする。

すると、普段通り表情筋が働いていないリーダーと出会った。



「あ、リーダー。今までデスクワークだったの? お疲れ様」


「ああ。と言ってもオレより、名前の方がゲッソリしているようだが」


「ん? あー、まあ変態と色々ありまして」


「なるほど、疲れないわけがねえか。……ところで」








「今日も名前は、≪イイ尻をしているな≫」




…………。



「は?」




終わり









お待たせいたしました!
性格が正反対になった暗チと、ヒロインでバタバタするお話でした。
最後のリーダーの発言はかなりオープンでしたが……実際のところ、夢だけど夢じゃなかったのか。
それはご想像にお任せいたします(笑)。


彩花様、リクエストありがとうございました!
感想&手直しのご希望がございましたら、お願いいたします!
polka



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