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「胸だけでイっちまうなんてな……ずいぶん淫乱じゃあねーか」


「っはあ、は……ちが、ッ」


「違わねーだろ。こっちも、濡れてんだろ?」



もはや抵抗する気もない名前の身体。


くつくつと喉を鳴らしたアバッキオは、彼女の足を持ち上げ上半身へと預ける。


「ぁ……なに、して」


「何って、確かめんだろうが」


自然と巻き上がるスカート。


「……」


ビリッ


そして、顔色一つ変えぬまま自分と名前の肌を隔てるストッキングを破った。



「ぇ……やあッ///」


「ハッ、下着にシミできてんじゃねーか」


「ぁッ、言わな、でぇ!」


するすると彼女らしい下着を足先へと運ぶ。



「……グチョグチョだなァ、オイ」


「あん! そこ、でしゃべ、るの……いやあッ!」


露わになった秘部に顔を近づければ、泣き叫ぶ名前。


それが、互いの興奮剤になるとは知らずに。



「こんな洪水にさせといて、よく言うぜ」


刹那、膣内が感じた異物感に、名前はビクンとのけぞる。


「や、ぁあっ!? あ、あッ、ゆび、らめ……!」


「ビクビク震えやがって……そんなに美味いか? オレの指は、ェエ?」



掻き回す二本の指。

グチュリグチュリと音を立てれば、膣内がきつくしまった。


「そ、んな、じゃな……ひゃあん!」


「素直になってた方がテメーのためだぞ……ククッ、愛液がトプリと出てきたなあ」


「ひうッ……ぁ、も、やめてぇ!」


「クリもこんな赤くさせてよォ……身体と言葉が矛盾してんじゃねーか」



自己主張する秘部のすぐ上にある突起。


それを摘まめば、名前の口からより高い嬌声が飛び出た。


「らめ……そこ、らめ……やっ、またイっちゃ――」


「わーった、やめてやるよ」


「へ……?」


アバッキオが離れる感覚に、目を丸くする少女。


――そんな、ここで……終わり?


イけそうでイけないむず痒さに、ただただ彼女が身を捩る。


しかし、近くで聞こえたバサリという――タオルを落とす音にドキリと心臓が跳ねた。


「そんなモノ欲しそうな顔すんじゃねーよ……すぐくれてやる」


「あ、っ……」


視界に入った男の裸。


自然と名前の目は彼の肉棒へと移り――


「ッ///」


「ハッ、目ェ逸らすな……テメーのこのちっせー口に挿入れる瞬間を見ていやがれ」


「ゃ、あっ、ま――」


「待たねーよ」


グチュンッ


「ぁああんッ!」


「っく……名前、力……抜きやがれ、ッ」


「や、むりっ、むりぃぃ……!」


「ぅ、クソ……!」


刹那、重ね合わされる唇に、名前は任せることしかできない。


「ん、ふぅっ……んん!」


そして、キスに夢中になっている間に、名前のナカはアバッキオのモノでいっぱいになっていた。


「っは、全部飲み込んだな……動くぞ」


「あ、はッ、え? なん、て…………っひゃあああ!?」


膣内、そしてお腹まで圧迫されている感覚。


熱いモノに掻き混ぜられ、擦られ、荒らし回されていく。


いつの間にか、名前の腰はいやらしく、ねっとりと揺れ動いていた。



「ぁ、ぁっ、ぁあ! あばっ、きお……あばっきおぉッ」


「ッ! く……」


「やああん!? な、か、ッおっきく――」


「は、テメーが……名前が煽る……からだろうが!」


「ぁあああっ」


淫らな音と息遣いだけが響き渡る世界。


二人は夢中になって互いを貪り合った。



「ッ、オイ……名前、出すぞ」


「……ぇ、!? あ、ナカっ、ナカはダメぇえ……ゃあ!」


「もう遅ェ……クッ」


次の瞬間、彼の欲は名前のナカで爆ぜ――


「ぁ、あっあ、ひぁぁああんッ……!」


貫かれる最奥。


つられるように絶頂を迎えた彼女は、子宮内に広がっていくモノを思い浮かべながら、静かに瞳を閉じた。










「……珍しくがっついちまった」


後処理を終えたアバッキオが、隣で気を失ったかのように眠る名前を一瞥して、ふっと笑う。



「ま、ようやくヤれたんだからよ……名前、許してくれや」


一目ぼれ、に近いものがあった。


護衛チームとして名前と対峙したとき。


こちらを鋭く睨みつける彼女に支配したい、服従させたいという思いを抱いたのである。


そして、それはいつの間にか恋へと発展していた。


当然、自分が一目ぼれ――と最初は意外でしかなかったが。




しかし、名前をこちらへ呼び出してくれと、ジョルノに嫌々ながら頭を下げた甲斐があった。


「んっ……すう」


「……コイツ、朝絶叫するんだろうなァ」


先程までと違い、穏やかな顔。


それをぼんやりと眺めていたアバッキオは、自分もベッドへ入り、名前の髪を優しく撫でるのだった。





護衛青年×暗殺少女
翌朝。彼の予想通り、彼女は悲鳴を上げた。










初めての裏……完成しました!
しかしそれがまさか!
アバッキオさんのお話だとは、管理人も予想していませんでしたが。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
polka



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