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  『夢主の秘密を知ってしまったら』






ぺ「えーっと(チラ)」


連「(じーっ)」


ぺ「名前?」


連「! は、はい! なんでしょう」


ぺ「オレの顔に、何かついてやすか?(気恥ずかしそうに)」


連「あ……ごごごごめんなさい!(わたわた)」


ぺ「いや! 照れちまっただけだから、謝らないでおくれよ……!」


連「で、でも――」


ぺ「本当に大丈夫っす……オレ、女の子にこんなに長く見つめられたの、初めてで……(頭上から湯気が立ち上り)」


連「へ!? ペッシさん!?」










〜しばらくお待ちください〜






ぺ「……なんというか、申し訳ないっす」


連「(ペッシに向かって台本で風を起こしながら)そんなっ、謝らないでください。私も初めてのことだとすごく緊張しちゃいますし」


ぺ「名前……」


連「えへへ。そろそろ次のご質問に移りますね」


ぺ「そう、だね」


連「『もしも夢主さんが誰にも言えない秘密があって、それをたまたま知ってしまい、夢主さんに「他の人には秘密にして」と言われたらどうしますか?』」


ぺ「ど……どうするってそりゃあ!(そう言った瞬間、突然押し黙り)」


連「ペッシさん?(首こてん)」


ぺ「〜〜ごめん名前ッ!」


連「え?」


ぺ「オレ、名前がアルバイトの相談をしてくれたとき(参照:somma 〜22〜)みてえに、ちゃんと秘密にしたいと思っていやす! けど……、けど!」












ぺ「その秘密がもし、≪名前が一人で苦しんでること≫だったり、≪オレらチームに関わること≫だったら、兄貴に言っちまうかもしれねえ!」


連「!」


ぺ「だ、だからッ! ≪他の人には秘密にして≫って言葉を一部守れるかどうかは、わ……わからないというか……(ゴニョゴニョ)」


連「……ありがとうございます、ペッシさん」


ぺ「え。どうしてお礼なんて」


連「ふふ、お答えがペッシさんらしいからです。もしご質問のような状況になったときは、ペッシさんの思われるままに行動してください。ね?(申し訳なさそうに微笑み)」


ぺ「ッ(大きく頷き)」














ぺ「ち、ちなみに!」


連「? はい」


ぺ「実際に、その……名前には≪言えない秘密≫ってあるんすか……?」


連「――! え、えっと、それは」


ぺ「(ゴクリ)」


連「…………秘密、ですっ」


ペ「えええ!? それもですかい!?」





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