100000hit | ナノ


  Opening Talk






前回までと比べて、はるかに穏やかなスタジオで。



連「皆さん、おはようございます! こんにちは! こんばんは!」


連「第5回UnoCroRadioが始まりました……!」


連「パーソナリティを担当いたしますのは、名前です。よろしくお願いします(ぺこり)」


連「ご挨拶もそこそこに、ゲストの方をご紹介いたしますね」


連「今回のゲストさんは――」











「ら、ラジオの極意がッ! 『言葉』ではなく『心』で理解できた!」











連「ペッシさんです!」


ペ「よ……よろしく、お願いするよ(そわそわ)」


連「? えと、大丈夫ですか?」


ペ「う、うん。かなり緊張しちゃっててさ。しかも兄貴より先にオレが出演するなんて……(ゴニョゴニョ)」


連「……」












連「――『ペッシィッ!』」


ペ「!?」


連「『前にも言っただろうが! 遠慮する必要なんざさらさらねえってよお! それともオメーの耳は飾りか? え?』」


ペ「え、ちょ、名前!? どうしたんすか……!?」


連「『ペッシ。オメーは確かにオレの弟分だ。お前が頑なに≪弟分っつー体裁を貫いてん≫のも、よーくわかってる。だがな、それ以前にオメーもオレも≪男≫なんだッ! 一人の男として、自信持ってゲストのてっぺん、奪ってこい!』 ……とのことです」


ペ「へっ?」


連「実はプロシュートさんから、お手紙を預かってきたんです」


ペ「兄貴、から?」


連「はい。こちらをどうぞ(実物を差し出し)」


ペ「ッ、兄貴ィ! やっぱり兄貴はオレのことを見守ってくれてるんだね……!」


連「(よかった……)ふふ、ではご質問に移りましょうか」


ペ「(手紙に感動しながらコクコク)」












連「あっ、その前に一つだけ。お手紙を読んでたとはいえ、ごめんなさい。いろいろ言ってしまって」


ペ「! そ、そんな気にしなくていいっすよ! むしろオレ、兄貴みたいなかっこいい口調の名前に、すげえ痺れちまった!(力説)」


連「えっ」





next

1/21
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -