Opening Talk
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前回までと比べて、はるかに穏やかなスタジオで。
連「皆さん、おはようございます! こんにちは! こんばんは!」
連「第5回UnoCroRadioが始まりました……!」
連「パーソナリティを担当いたしますのは、名前です。よろしくお願いします(ぺこり)」
連「ご挨拶もそこそこに、ゲストの方をご紹介いたしますね」
連「今回のゲストさんは――」
「ら、ラジオの極意がッ! 『言葉』ではなく『心』で理解できた!」
連「ペッシさんです!」
ペ「よ……よろしく、お願いするよ(そわそわ)」
連「? えと、大丈夫ですか?」
ペ「う、うん。かなり緊張しちゃっててさ。しかも兄貴より先にオレが出演するなんて……(ゴニョゴニョ)」
連「……」
連「――『ペッシィッ!』」
ペ「!?」
連「『前にも言っただろうが! 遠慮する必要なんざさらさらねえってよお! それともオメーの耳は飾りか? え?』」
ペ「え、ちょ、名前!? どうしたんすか……!?」
連「『ペッシ。オメーは確かにオレの弟分だ。お前が頑なに≪弟分っつー体裁を貫いてん≫のも、よーくわかってる。だがな、それ以前にオメーもオレも≪男≫なんだッ! 一人の男として、自信持ってゲストのてっぺん、奪ってこい!』 ……とのことです」
ペ「へっ?」
連「実はプロシュートさんから、お手紙を預かってきたんです」
ペ「兄貴、から?」
連「はい。こちらをどうぞ(実物を差し出し)」
ペ「ッ、兄貴ィ! やっぱり兄貴はオレのことを見守ってくれてるんだね……!」
連「(よかった……)ふふ、ではご質問に移りましょうか」
ペ「(手紙に感動しながらコクコク)」
連「あっ、その前に一つだけ。お手紙を読んでたとはいえ、ごめんなさい。いろいろ言ってしまって」
ペ「! そ、そんな気にしなくていいっすよ! むしろオレ、兄貴みたいなかっこいい口調の名前に、すげえ痺れちまった!(力説)」
連「えっ」
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