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  『体格の良い順に並べると』






ギ「オイ。何ふてくされてんだよ」


連「こめかみがすごく痛いからです(じとー)」


ギ「……」


連「(じー)」


ギ「〜〜ンな目で見てくんじゃねえェエエエエエ! ッ≪悪かった≫! これでいいのか!?」


連「はい!(こくん) それでは、ご質問に移りますね」


ギ「チッ(なんでコイツに振り回されなきゃならねーんだ……!)」


連「えっと、『自分達を体格の良い順に並べるとどうなりますか?』」


ギ「体格っつったって……なんか記録、残してんのか」


連「もちろんです! 順番としてはまず最初にリゾットさんで、次がホルマジオさんかメローネさんとなっています(メモを見直しながら)」


ギ「……アイツが一番なのは認めるとしてよオ。ホルマジオか変態っつったら、俺ァ僅差でホルマジオだと思うぜ」


連「なるほど。理由を聞かせていただけますか?」


ギ「確かにメローネもあの馬鹿デカいバイク乗り回してるせいか、ガタイはいいみてーだが、やっぱ筋肉量はホルマジオのが上だろ」


連「(そそくさとメモを取り)」


ギ「で? そん次はどうなってんだよ」


連「ペッシさん、ソルベさん、プロシュートさん、ギアッチョさん、ジェラートさん、イルーゾォさんというご意見と、他にもう一つあって」


ギ「あァ、ネガティブ野郎が抜かしてた奴か。つっても俺はイルーゾォが最下位っつー方に賛成だが。あんなモン、見比べりゃあわかんだろッ!」


連「(イルーゾォさん……落ち込まれてないかな)」











連「体格といえば、ギアッチョさんは毎日走り込みに行かれてますよね」


ギ「ケッ、まーな。大体朝食前に走って、夜も仕事がねえときに行ってるぐれえだが、しないよかマシだとは思ってる。……そういや」


連「?」


ギ「テメー、ホルマジオの回ンときに、どっかで俺の名前出しやがったのかァアアア――――ッ!?」


連「えっ」


ギ「あの日! 走り込みから帰ったらリゾットがスゲー形相でソファに座っててよォオ〜〜!」


連「は、はい(もしかして……)」


ギ「その上人の顔眺めて、≪まさかギアッチョとは……。心配無用だとはわかっているが、やはり詳細は気になる。若さか? 血気盛んということだけでなく若さも関係しているのか?≫とかなんとか呟いちゃあ渋い表情で考え込みやがるから、オメーが関係してると踏んだんだが違えのか」


連「それは……えーっと(あたふた)」


ギ「(深いため息)まア、どうでもいいがな」


連「あの! それ以降、リゾットさんからメタリカを受けたり、お仕事の量が増えたりは――」


ギ「は? 別になんも変わんねえぞ」


連「(よ、よかった……ホルマジオさんが仰ってた、≪パワハラ≫が起こらなくて)」


ギ「?(どういうこった。なンでコイツ、こんなホッとしてやがんだ)」





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