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  『夢主に料理を作る事になった場合』






ギ「次行くぞ、次」


連「はい(ヒリヒリ痛む頬に飲み物が入ったグラスを添えつつ)」


ギ「……まだ痛えのか」


連「す、少しだけ……」


ギ「…………使え(ぶっきらぼうに自分用のグラスを差し出し)」


連「! ありがとうございますっ」


ギ「(テメーの頬引っ張ったのは俺だってのに、なんで礼なんざ言うんだ、コイツァ……)それで両方冷やして、さっさと進行しろ!」


連「はい!」











連「次のご質問はこちらです。『連載ヒロインさんに日頃の感謝を込めて料理を作る事になった場合、どんなメニューを作りますか?』」


ギ「料理か……」


連「皆さんに考えていただだくだけでも恐縮なんですが……ギアッチョさんお手製のパスタは、とても美味しかったです!(参照:2000年秋本編)」


ギ「! て、テメーな、ンな話いきなり蒸し返してんじゃねェ――ッ!」


連「ごめんなさい! でも、本当に美味しくて……!(あたふた)」


ギ「……チッ(美味い美味い言いやがって、変なプレッシャー感じんだろうがッ! クソ、今までに出てんのが、ピザにドルチェだろォオオ?)」


ギ「(つまり足りねーのはスープ、前菜、米料理etc.)」


ギ「(と、なると――)」










ギ「俺は≪カルパッチョ≫をテメーに振舞ってやる」


連「わあ! イタリアでは≪牛肉≫を使われるんですよね」


ギ「そーだな。ヒレは高えから、俺らもあんま食ったこたァねえけどよ……ン?」


連「どうかしましたか?」


ギ「テメー、さっきイタリア≪では≫っつったよな? どういう意味だオイ。他は違うかのような言い草じゃねーか」


連「えっと……実は日本では牛肉の代わりに、生魚を使ったカルパッチョが大半なんです」


ギ「はア? 生って要するに≪スシのメシなし≫っつーことか」


連「はい。マグロ、サーモン、タイとバリエーションはさまざまです!」


ギ「なんつーか、相変わらず変なとこだな、テメーの母国は。……で、ソイツは美味えのかよ」


連「ふふ、美味しいですよ? よろしければ今度私に作らせてください!」


ギ「ヘッ。なら一応楽しみにしといてやるぜ」









連「(にこにこ)」


ギ「……」









ギ「って! オメーが作ってどうすんだよ! この質問の趣旨っつーか、俺らが作る意味ねーだろうがァアアア――ッ!」





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