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  『夢主に着せてみたい服は』






ギ「……大丈夫か」


連「は、い。なんとか顔の熱も引きました……あの(申し訳なさそうに口を開き)」


ギ「テメーらのアレが聞こえンのは事実だが、≪謝れ≫とは言ってねえ。……なんつーか、テメーだけじゃあねえだろ、ワリーのは(それにがっついてんのは、ある意味リゾットなんだしよ)」


連「……」


ギ「…………」


連「(ホッとしたように微笑)ギアッチョさん……ありがとう、ございます。次に移りますね?」


ギ「チッ。そうしてくれ(そっぽを向きつつ)」












連「ここからは皆さんへのご質問になります! まずは、『連載ヒロインちゃんに着せてみたい服はなんですか?』」


ギ「ずっと思ってたんだけどよォオオ(足を揺すりながら)」


連「? なんでしょう?」


ギ「今までの奴らは、なんであんなペラペラと女モンの服を応えてやがったんだァア――ッ!?」


連「えっ」


ギ「フツーわかんねえだろ! フェミニンだかカジュアルだか知らねーが、もっとわかりやすく表せよ! ボケがッ! クソッ、超イラつくぜェエエエエ!」


連「あ、あの! 想像されてる服がどんなモノか仰ってくださったら、お答えしますよ!」


ギ「……マジか」


連「はい! 私が知ってる範囲にはなってしまいますが」


ギ「わーった(再び名前を観察し)」


連「(ドギマギ)」


ギ「グレーの……≪ロングスカート≫、だったかア? アレ、あんだろ。ちなみに伸びる生地な」


連「えっと、それはもしかしてスウェット、でしょうか」


ギ「あァ。ンで、≪黒の短えブーツ≫」


連「はい」


ギ「それから上はシンプルなTシャツで、腰にゃ赤いチェックのシャツでも巻いとけばいいだろ(投げやり気味に)」


連「ふふ、カジュアルで素敵ですね!(にこにこ)」


ギ「ッ、いちいち単純だなテメーは。つかワケわかんねー言葉使ってんじゃねえぞッ! ……ボケが」


連「?(もしかしてギアッチョさん、照れてる……のかな? えへへ、なんだか可愛――)」


ギ「……オイ。なんか今、ロクでもねーこと考えてなかったか(ギロリ)」


連「へ!? い、いえっ! ななな何も考えてません!(慌てて首を横に振り)」





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