ソ「はあ。……次に行ってくれ」


連「は、はい！　次のご質問はこちらです！」


ジ「ん？」


連「(笑顔で恒例のスタンド図鑑を出し)」


ジ「……あ！　スタンドってことは、あの質問？」


ソ「誰の能力を使いたいか、だったか」


連「そうです！　『もしも自分以外の人のスタンド能力が使えるとしたら、だれの能力を使いたい』ですか？」


ジ「へえ、結構分厚いね。どれどれ」


ソ「(紙面を覗き込みながら)なるほど。前の二人が言っていたように、多いな」


連「(お二人共、すごく真剣に……)」











ソ「俺は、この≪クリーム・スターター≫というスタンドが気になる。窒息させるだけでなく、怪我の治療や変装にも使えるらしい」


ジ「変装かあ！　たまーにオレたち、パーティーとかに紛れないといけないときもあるからいいかも」


ソ「(頷き)ジェラートはどうなんだ？」


ジ「オレ？　オレはねえー」


連「たくさんあって、迷っちゃいますよね」


ジ「そうなんだよ〜。ありすぎて、迷うというか……(ペラペラと捲りつつ)あ、このスタンド楽しそう」


ソ「楽しそう？　この≪ヘブンズ・ドアー≫が、か？」


ジ「うん！　相手を本に変えて、その過去を覗くことができるなんて、情報集め放題じゃん」


ソ「……そう、だな」















ジ「あ！　そうだ、名前に1つお願いがあるんだけど」


連「？　なんでしょう(きょとん)」


ジ「その図鑑、最後のラジオが終わった後でいいから、貸してもらえない？」


連「えっ！？」


ジ「あはは、だいじょーぶ！　別に≪悪用なんてしないから≫！」


ソ「(ジェラート。それは、悪用すると言っているようなものだぞ……)」


連「ご、ごめんなさい。えと……本体さんのプライバシーを守っていると言っても、これは貸出禁止なので……！(あせあせ)」


ジ「えー。どうしてもダメ？(にこにこ)」


連「！　〜〜っだ、ダメなモノはダメです！」





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