100000hit | ナノ


  『皆のフェチ』


※なかなか個性的(?)なフェチです、注意




ジ「よし! 次行こ!」


連「(ジェラートさんの年齢、すごく気になるけど……)はい、行きましょう。次は『暗チの皆様が何フェチか知りたい!』というご質問です」


ジ「確かホルマジオが髪、イルーゾォが二の腕って答えてた質問だね。ソルベ、考えてきた?」


ソ「ああ。俺は≪歯≫フェチだと思う」


連「歯フェチ……えと、歯並びとかですか?」


ソ「そうだな。歯並びもそうだが、個人的に左下の奥から二番目が好きだ」


ジ「なんなら、名前の歯も見せてもらったら? もちろん許可が出れば、だけど」


ソ「……いいか?」


連「は、はい! どうぞ……(あー、と口を開け)」


ソ「(見つめたまま動かず)」


連「?」


ソ「…………」









ソ「――ダメだ。こうして歯を見ていると」


ジ「見てると?」











ソ「≪そのまま抜きたくなる≫」


連「〜〜っ!?(すぐさま口を閉じ、右手で覆いながら一歩下がり)」


ジ「ちょっとちょっと、驚かせてどうするの」


ソ「……すまない」


ジ「名前、大丈夫?」


連「だ……大丈夫です」


ジ「ほんとソルベにも困ったもんだよね。ちなみにオレは、≪目≫かな」


連「(立ち直りつつ)目、ですか?」


ジ「うん。なんだか宝石みたいでしょ?」


ソ「名前、気をつけろ。以前俺も、≪ソルベの目綺麗だね≫という言葉と共に抉られかけたことがある」


連「抉られ……、えっ!?」


ジ「あはは、人聞きの悪いこと言わないでよ。そりゃリーダーや名前の目は色的に珍しいから、≪取ってみたいな≫とは思うけどさ」


ソ「……怯えているぞ」


ジ「あ」


連「(ぷるぷるぷる)」








数分後――






連「ほ、本当にごめんなさい。二度も動揺してしまって」


ジ「オレこそごめんね。これからは、心の中だけで思うことにするから!」


ソ「(フォローになっていない気がするのは俺だけか?)」


連「えっと、では次の質問に――」










ジ「待った! イルーゾォの目は誤魔化せても、オレたちの目は誤魔化せないよ!」


ソ「質問のスルーはいただけない。先程のメッセージの続きにはこう書いてある。『できれば連ヒロちゃんもお願いします!』と」


連「!」


ジ「さあさあ、名前が何フェチか教えてもらおうか」


連「わ、私は……その」


ソ「どこか自然と目で追ってしまうところはないか?」


連「……、目で追っちゃうのは、≪首筋≫です」


ジ「へえー! 首かあ」


ソ「なるほど」


連「吸血鬼だからなのかもしれないんですが、首から香る匂いと横を向くときに筋張る感じが特に……」


ジ「好き?(にやにや)」


連「っ、はい」


ソ「……(≪筋が張る感じ≫か。おそらくリーダーは、鏡で確認し始めているんだろうな)」





prev next

12/24
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -