『暗殺チームに入ったきっかけ』
>
ソ「……」
連「あの、そ、ソルベさん。驚いてしまってごめんなさい」
ソ「…………」
連「っ(ハラハラ)」
ジ「あはは、そんな申し訳なさそうな顔しなくてもだいじょーぶ! ソルベは真面目だし、質問読んだら反応してくれるよ」
連「は、はい。では……ここからは皆さん宛の質問になります」
ソ「……」
ソ「ホルマジオとイルーゾォも答えていた質問か」
ジ「(ね?)」
連「(さすがジェラートさん……!)はい! 1つ目のご質問は『暗殺チームに入ったきっかけはありますか?また、どういう過去がありますか?』です!」
ソ「きっかけ、か……」
ジ「懐かしいねえ」
ソ「ああ」
連「? お二人はチームへ入る前から知り合いだったんですか?」
ジ「んー。知り合いというか」
ソ「むしろ敵同士と言うべきだろう」
連「え、敵同士?」
ソ「俺たちは元々、それぞれ別の組織に所属していたんだ」
ジ「今の――パッショーネよりは小さいけど、お互いそれなりに殺伐としててね。あるとき、ソルベとターゲットが被っちゃって」
ソ「ジェラートを見た瞬間、何かが落ちてきた」
ジ「オレも。ソルベと出逢って、運命を感じたときからオレたちの≪やること≫は決まってた」
ジ「とりあえずターゲットは一緒に殺して、次に……ソルベがオレの、オレがソルベのいた組織を潰したんだよ」
連「!」
ソ「思いの外、呆気なかったのは否定できない」
ジ「あははは! そうだね、オレもつまんなかったかな」
連「えっと……では前の組織から抜けたところを、お二人はパッショーネに……という感じですか?」
ソ「そうだな。前から俺たちの古巣を潰すつもりであったらしい」
ジ「組織に入った頃はいろいろ違うチームに回されたけど、結局暗殺チームに行くことになったんだよね」
ソ「(頷き)」
>
prev next
9/24