『リゾットと夢主の付き合い方』
※内容的に、微々裏
連「次のご質問はソルベさん宛で、『リゾットと夢主さんの付き合い方を第三者から見て直したらいいんじゃないかと思うところってありますか?』」
ソ「なるほど」
ジ「今度はリーダーと名前なんだ」
連「はい。あの……ご教示お願いしますっ」
ソ「……、そうだな」
ソ「部屋はまだしも、風呂で行うのは控えた方がいい。……声がよく響く」
連「……え!?(言葉の意味を理解した瞬間、見る見るうちに赤面に)」
ジ「あははは! 確かに! けど他になんかなかったの? 名前、顔真っ赤になっちゃったよ」
ソ「一番最初に浮かんだのがこれだった」
ジ「だよねえ」
連「あっ、え、う……ごめんなさい。そ、そそそういう声を出さないように、気をつけます……!」
ソ「名前、リーダーは伊達に暗殺チームのリーダーを務めていない。≪出さないように試みること≫は現実的に考えて無理だろう。たまにはアジトを出て、というのも1つの手だと思うぞ」
ジ「うんうん。専用の奴は少ないけど、イタリアでも≪普通のホテル≫はあるから。あとは、ガソリン代だけで済む車とか!」
ソ「(コクコク)」
連「車……ですか?」
ジ「そ、車! ……あ、でもうちにある(盗難)車二台は小さめだし、プロシュートとギアッチョがそれぞれよく乗り回してるんだっけ」
ソ「ああ。そもそも、あの二人が(そういうことのためとわかっていて)貸すとは思えない」
ジ「ってことは、そこらへんに放置してある車を乗り捨ててくことになるかな! 頑張って!」
連「……(いたたまれない気持ちになりながら頷き)」
ジ「それで他には?」
ソ「リーダーも名前も、妙に素直じゃないところがある。素直になれ」
連「素直、に……」
ジ「名前は照れ屋でリーダーは口下手だけど、お互い想いを隠しすぎるなってこと。あと名前はもっとリーダーに甘えないと」
ソ「リーダーに頼んでみたらどうだ。してほしいことを」
連「(少し考え込み)……その、≪リゾットさんにしてもらえたら嬉しいこと≫は……いくつか、あります!」
ソ「たとえば?」
連「えと、≪寝るときに手をつないでほしいな≫とか、リゾットさんに頭をなでていただくのが好きなので≪もっとなでてほしいなあ≫、とか……(声が尻すぼみに)」
ソ「……欲がない」
連「へっ?」
ジ「しッッッんじられないッ! 名前さ、リーダーに対して≪刃の切れ味試させろ≫とか≪足蹴にさせろ≫とかないわけ!?」
連「な、ないです」
ソ「ジェラート、落ち着――」
ジ「ちょーっとソルベは黙ってようか(にこり)」
ソ「(口を閉じる)」
ジ「こうなったらオレが、してほしいことの極意を教えるしかないね。ほら、耳貸して! あとちゃんとメモも取る!」
連「! は、はい……!」
ソ「(とりあえず今の段階でわかるのは――)」
ジ「〜〜ッ、〜〜〜〜!」
連「!?(おろおろ)」
ソ「……(ジェラートから教えられるお願いが、おそらくマトモじゃあないことと)」
ソ「(名前の≪お願い事≫を聞いているだろうリーダーが、彼女が帰ったと同時にそれらを実行することぐらいか。……大変だな、名前も)」
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