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  『ジェラートのいいところ』


※イチャイチャ(?)注意




連「次はソルベさんへのご質問です」


ジ「ソルベ宛か〜! なんだろね」


ソ「それはわからないが、なんでも来い」


連「で、では遠慮なく……『ジェラートのいいところはどこですか?』」


ソ「……」


連「?」


ソ「…………」


ジ「あー。もしかしてソルベ、≪黙ってる≫つもり?」


ソ「(頷き)」


連「え!?(わたわた)」


ソ「(ジェラートのいいところを、ラジオという公衆の面前で話すのはいかがなものか)」


ジ「あはは、こうなると思った! この状態になったら、真正面から頼み込んでもダメだよ、名前。ソルベって無意識で人のこと褒めちぎるクセに、変なとこで照れ屋だから」


連「そ、そうなんですね」


ジ「ま! 1つだけ方法があるから名前も協力して」


連「っわかりました!(でも≪方法≫ってどんな……?)」


ジ「(ニヤリ)」








数十秒後――






連「そ、ソルベさん」


ソ「(背を向けたまま首を横に振り)」


ジ「ソールベ!」


ソ「……(二人して、一体なんだ――)」










ジ「お願い、ソルベ!(キラキラ)」


連「お願いします、ソルベさん……っ(うるうる)」


ソ「グッ」


ジ「やったね名前! 効果アリだよ」


連「あの、ジェラートさんがソルベさんに、というのはわかるんですが、どうして私もなんですか?(なんだか恥ずかしい……)」


ジ「そりゃあソルベが小動物好きだから。ペットショップ行くと、大体いかつい表情のままハムスターとかの前にへばりついてるし」


連「小動物……」


ソ「名前まで巻き込むのは反則じゃあないか? ジェラート」


ジ「ちょっと、今更何言ってんのさ。暗殺者に反則とかそうじゃないとか求めないでよ」


ソ「(じとり)」


ジ「(ニコニコニコニコ)……言えるよね? オレのいいところ」


ソ「……、わかった」


連「ありがとうございます……!(さすがジェラートさん)」













ソ「まず、ジェラートはどんなときも――戯れるときも喧嘩のときも≪本気≫だ。リビングではさすがに難しいが、部屋にいるときは必ず銃弾や刃物、時には薬品が飛ぶ。そこがいい」


連「な、なるほど」


ソ「他にも、実はチームに対して責任感が強いところや、邪魔者には容赦がないところもタイプだ」


ジ「どしたの? 今日はずいぶん喋るね、ソルベ。そんな褒めても何も出ないって!」


ソ「いや……全部本音だ。ジェラートは俺に新鮮な日々を過ごさせてくれる。と同時に、ジェラートが飽きるような生活にならないよう俺も努力してはいるが、まだまだ及ばないと思う。そして何より」


ジ「何より?」


ソ「……ジェラートになら、殺されてもいい」


ジ「! ソルベ……!(腕を広げ)」


ソ「(無言のまま受け止め)」





「「(イチャイチャ)」」




連「(ふふ、お二人は本当に仲がいいんだなあ)」





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