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  『料理上手ランキング』


※ソルベのナチュラル惚気注意




連「最初のご質問はジェラートさん宛です」


ジ「オレ宛? ん〜、なんだろ」


連「えと、『こっそり、暗殺チームメンバーの料理の上手なランキングを教えてください』」


ジ「こっそり? じゃあ小声で。料理上手か……オレにとっては当然ソルベが一番なんだけど」


ソ「……ジェラート(頬を緩ませ)」


ジ「さすがに贔屓目って言われるかもしんないからね。1位はやっぱりリーダーかな! まさに≪オールマイティ≫。で、2位をソルベとプロシュートが争ってる感じかも。それぞれ得意分野みたいなモノがあるし」


連「(リゾットさんはやっぱりお上手なんだ……)」


ジ「それから、チームに入った頃がダメダメだった分、今かなり手際が良くなったって意味でギアッチョが4位だと思うよ。その次がホルマジオ。あいつは豪快だけど美味しい・美味しくないの差がちょっとあるから……ペッシはまだまだ成長過程だしそのあとかな」


連「確かにギアッチョさんが昼食に作ってくださったお料理、すごく美味しかったです!(にこにこ)」


ジ「うんうん。それで7位は……一応メローネにするけど、正直メローネが一番順位つけにくい。変なモノ入れたりするし、超のつく気分屋だし」


ジ「ってなると、最後はわかるよね? イルーゾォはある意味アレが武器になるかも。……ってわけでランキング完成!」


連「ジェラートさん、ありがとうございます!」


ソ「改めてチームで順位付けすると、意外に面白い」


連「ふふ、そうですね。私も頑張らなきゃ……、あれ?」


ジ「どうかした?」


連「えっと、ジェラートさんのことをお聞きしてなかったので……いいですか?」


ジ「オレ? 別にいいけど、オレはねー」











ジ「料理すると、≪なぜかいつも≫全部真っ黒くなっちゃうんだよ」


連「えっ」


ソ「……(頷き)」


ジ「ほんと、なんでだろうねえ」


連「あ、あの、それって――」


ソ「名前(肩を叩いて止め)」


連「? ソルベさん?」


ソ「皆まで言うな。前、≪料理下手≫や≪不味い≫と言った奴が半殺しにされたことがある」


連「は、半殺し……?(青ざめ)」


ソ「ああ。あのときは3ヶ月以上動くことができなくて大変だった。もちろん俺は、ジェラートが笑顔で銃をぶっ放しては、ナイフを投げつけてくる姿に惚れ直したんだが」


連「……(不味いと仰ったのって、もしかしてソルベさん本人じゃ――)」


ジ「どーしてああなるんだろうなあ。って、二人とも何かあったの? そんな渋い顔してさ」


連「! それは、その……っ」


ソ「名前から相談を受けていた。≪リーダーが好きで仕方なくて困っている≫と(しれっ)」


連「へっ?」


ジ「なんだ〜! 恋愛相談ならオレが乗るのに!」


ソ「もしこれからも悩むことがあったら、俺たちを参考にしてくれ」


連「は、はい……(思わず頷き)」





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