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  Opening Talk







とあるスタジオ。そこには、ひどく緊張した面持ちでヘッドフォンに手をそっと添える修道服の少女が。



連「あ、あ。……よしっ。マイクテスト、完了です!」





ドドドドドドドドド




連「(深呼吸)――えと……っ皆さんおはようございます、こんにちは、こんばんは! S・A・Radioが名前を新たに、帰ってきました!」


連「今回、UnoCroRadioのパーソナリティを担当させていただく、名前と申します。一人でラジオを進行していくのは初めてで……ふつつか者ですが、どうかよろしくお願いいたします!(にこっ)」


連「それでは早速ですが、第1回目のゲストさんを紹介させてください」










「俺のスタンド能力がくだらねェ? ハッ! くだる能力もくだらねー能力も、それを持つテメーの知恵次第ッ!」








ホ「つーわけで! 1回目のゲストを担当すんのはホルマジオだ! お前らよろしくな!」


連「ホルマジオさん、よろしくお願いします!」


ホ「おう! ……ところでよ、スタジオに来てからずっと思ってたんだが、俺の目の前にあるこいつァなんだ?(バネのついた赤いボクシンググローブを指で示しながら)」



連「あ、これは≪何か間違いが起こると困るから≫って、リゾットさんが昨日作ってくれたんです。≪身の危険を感じたら押すんだぞ≫って」


ホ「へェ(……これがリーダーの≪自作≫っつー事実には、突っ込むべきなのかねェ)ん? じゃァ、俺らがお前に何かしでかした瞬間、名前の持ってるリモコンでKOってか?」


連「はい。このボタンを押せば作動するらしくって。リゾットさんの仰る≪間違い≫というのが何かはよくわかってないんですが……本当に心配性ですよね(照れながら苦笑)」


ホ「ハハッ、そういうことか。ま、過保護になっちまうぐれェ、リーダーは名前を大事に思ってんだ。今回は自分の回以外はここに来ないって規則だしな! よっぽど心配なんだろ……可愛い可愛い恋人が」


連「え! あ、うう……っ」


ホ「おッ? 名前お前、相変わらず恋人っつー単語に照れてんのか? ったく、しょォがねェな〜〜!(髪をわしゃわしゃ)」


連「わっ!? ほ、ホルマジオさん! 髪が乱れちゃいます!(わたわた)」



ホ「クク、ワリィワリィ。初心な可愛い娘ちゃんにゃ、ついちょっかい出したくなんだよ」


連「もう……!(慌てて整えながら) でも、この装置を使うことはないと思います。皆さんを殴るなんてできません」


ホ「だな。俺もこいつが使われねェことを祈ってるぜ!(若干不安な奴が何人かいるけどな)」


連「? どうかされましたか?」


ホ「……いんや、気にすんな! そろそろ質問の方に行こうぜ!」


連「そ、そうでした! ごめんなさい、気付かなくて……! 早速ホルマジオさんへの質問コーナーに移りましょう!」





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