『暗殺者以外の職業につくとしたら』
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イ「次は――」
連「こちらです! 『もしも、暗殺者以外の職業につくとしたら、どんな仕事をしたいですか?』」
イ「暗殺者以外の職業……確かホルマジオのときに、本あったよね?」
連「はいっ、こちらですね(『13歳○ハロー○ーク』を取り出し)」
イ「ありがと。……うーん」
連「たとえば、好きなこととか普段なされてることとかあれば……それに関係する職業はどうでしょう?」
イ「あー、そう考えるとやっぱり……」
連「やっぱり?」
イ「髪にはこだわりあるかな」
連「ふふ、確かによく洗面所にいらっしゃいますね」
イ「うん。自分の髪だけじゃなくて、人の髪見るとなんかこう、ウズウズするというか」
連「人の髪……から連想する職業といえば、≪美容師≫さんですか?」
イ「そうだなあ。美容師に憧れる、けど……自分の髪以外で、実際できるかどうかって言われたら――」
連「大丈夫です」
イ「ん?」
連「イルーゾォさんの腕は、私が保証します!」
イ「え、名前が?」
連「(こくん)あの、髪を切っていただいたことはありませんが、イルーゾォさんにセットしていただいたときは全然崩れないんです」
イ「!」
連「イルーゾォさんと同じ結び方にしたとき(参照:somma 〜21〜*)も、なんだか新鮮な気持ちになって……(にこにこ)」
イ「名前……」
イ「また、さ。名前の髪、いじってもイイ?」
連「えっ?」
イ「あ、別に無理強いしてるわけじゃねえんだけど――」
連「えへへ。私の髪でよろしければ、お願いしますっ」
イ「! そ、そっか。じゃあまた……(綻ぶ口元を左手で隠しながら)」
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