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  『夢主が「一緒にお風呂に入りたい」』






連「ご、ごめんなさい。慌ててしまって……(しょぼん)」


イ「いや、気にしなくていいよ。オレだってそういうときあるし」


連「イルーゾォさん……、ありがとうございます」


イ「(たぶん、あんま追求しない方がいいんだろうな。さっきのことは)」


連「えと、次なんですが(紙を見つめたまま、一瞬停止)」


イ「?」


連「れ、『連載ヒロインちゃんが「一緒にお風呂に入りたい」と言いました。さぁ!どうする!』」


イ「……」


連「イルーゾォさん?(おずおず)」


イ「…………」


連「あっ、あの……? このままだと放送事故に――」











イ「風呂? え、風呂?」


連「! はい、お風呂です」


イ「名前がオレに、≪一緒にお風呂に入ろう≫って誘うってことだよな?(念を押し)」


連「え、っと……改めてそう言われると恥ずかしいんですが……そう、なりますね////」


イ「〜〜ッ(どうしよ、この質問初めて聞いた。なんでだ? これ、≪全員宛≫だからオレも聞いてるは、ず……あ)」





イ「(もしかしてトイレ行ってる間にあったのか!?)」


連「お答えしづらかったら、≪あとで答える≫という形でもいいんですが……」


イ「いや! 答える! 今答えたいんだけど……さ」


連「?」


イ「実際に、名前に言ってみてほしいっていうか」


連「えっ」


イ「!?(おおおおオレは何言って!) ご、ごめん! 今のは――」


連「あ、う、その……私でよければ、言います……よ?」


イ「……マジで?」


連「(こくん)」


イ「じゃ、じゃあお願いできる?」











連「イルーゾォさんっ」


イ「ッ、名前? どうしたの?」


連「あの、私と……」


イ「名前と?」


連「〜〜っ」









連「今から一緒に、お風呂に入ってもらえませんか……?(頬を朱に染めながら見つめ)」


イ「!?!?」


連「ど、どうでしょうか? こうしてお誘いするのは初めてで(照れ笑い)」


イ「大丈夫、十分効いたから。けどそっか。初めてなんだ……、≪初めて≫?」


連「はい。ホルマジオさんからアドバイスは頂いてたんですが、恥ずかしくてまだリゾットさんに言い出せてなかったんです」


イ「そ……そうなんだ」




イ「……ッはは」





イ「あはは、は(オレ、明日ちゃんと生きてるかな……)」





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