連「では、次のご質問に移ります！」


イ「ん？　その本って……」


連「はい！　イルーゾォさんは、『もしも自分以外の人のスタンド能力が使えるとしたら、だれの能力を使いたい』でしょうか？」


イ「やっぱり。これがスタンド図鑑か」


連「ふふ、前回のラジオ、お聞きになられてたんですね」


イ「うん。(というか、アジトにいる奴は全員聞いてたけど。放送中に何度リーダーが吐血したか)……それ、貸してもらっていい？」


連「もちろんです！(差し出し)」










イ「ふーん……ホルマジオが言ってた通りだな」


イ「スタンドってこんなにいるんだ」


イ「正直迷うというか……(悶々と考え込み)」


連「えっと、イルーゾォさん。スタンドの中で気になるタイプはありませんか？」


イ「タイプ？」


連「はい。たとえば私のスタンドで言いますと、回復系とか……」


イ「なるほどな……、うーん」


連「もしタイプが浮かんだら、このページからはタイプ別になってるのでどうぞ」


イ「あ、ほんとだ(……すげえ。かなりわかりやすく書いて――)あ」


連「？」












イ「パワータイプって……憧れる、かも」


連「ここにある、近距離パワー型ですか？」


イ「(頷き)この≪スタープラチナ≫とかさ！　見るからに強そうだよな！」


連「(イルーゾォさん、楽しそう……)ふふ、はい」


イ「あとは……≪ザ・ワールド≫もなんかすごそうだよね」


連「！」


イ「……名前？　どうかした？」


連「え？　あっ、いえ……！」


イ「まさか、≪ザ・ワールド≫の本体と知り合い？」


連「！！！　ち、違いますっ！　あの、えと……〜〜イルーゾォさん！　そろそろ次に行きましょう……っ(わたわた)」


イ「あ、うん……(珍しいな。なんでそんな焦ってるんだろ)」





prev next

10/23