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  『体格の良い順に並べると』






連「あ、あ、あ?(声の変化にしばらく首かしげ) イルーゾォさん、私たち戻ったみたいですっ」


イ「うん……(もう絶対なりたくない)」


連「では、ここからは皆さん宛の質問を読ませていただきますね?」








連「『自分達を体格の良い順に並べるとどうなりますか?』 これは確か――」


イ「それだ!」


連「え?」


イ「前のラジオで、オレが一番最後に挙げられてたよな?」


連「あ、はい。順番としてはリゾットさん、メローネさんかホルマジオさん、ペッシさんにソルベさん、それからプロシュートさん、ギアッチョさん、ジェラートさんと続いて、イルーゾォさんでした」


イ「まあ、プロシュートまではホルマジオの意見に賛成だけど、そのあとは異議あり!(切迫)」


連「そうなんですか?(きょとん)」


イ「そうだよ! オレ、ギアッチョやジェラートよりは体格良いと思う!(希望的観測)」


連「えと……わかりました(すかさずメモを取り)」













連「でも、ちょっとだけ羨ましいです」


イ「え、何が? この筋肉がつきにくい体質が?」


連「いえ! そうじゃなくて……イルーゾォさんは筋肉がつきにくいと同時に、太りにくいんですよね?」


イ「あー……確かに太りにくい」


連「そのことで悩まれてるとは思うんですが、逆に私はすぐ変化してしまうので……(苦笑)」


イ「……」


連「? イルーゾォさん? あの――」









イ「必要ないと思うよ」


連「え?」


イ「名前って、いつも風呂上がりに体重計を睨んでは、がっかりしてるけどさ。別に気にしなくていい」


連「イルーゾォさん……」


イ「やっぱ健康体が一番だし。な? リーダーもよくそう言うだろ?」


連「! えへへ。ありがとうございます! そうですね、体重も気になりますが健康重視で……、あれ?」


イ「どうかした?」


連「いえ、その……どうしてイルーゾォさんが、お風呂上がりのことをご存知なのかな、って(首こてん)」


イ「あ。(青ざめ)」


連「どうして、ですか?(じっ)」


イ「いやー、それは(やばい! 偶然から始まったとはいえ、洗面所の鏡から見てるなんて、しかもリーダーがいないときに、名前が部屋の姿見でバスト測ってることも知ってるなんて、絶対言えねえ……!)」


連「(じーっ)」


イ「名前! そろそろ次の質問行こうぜ! うん!」





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