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  『ヤンデレだのドMだの言われている』






連「それでは、次の質問に移りますね」


イ「よろしく」


連「『あちこちでヤンデレだのドMだの言われているそうですが、イルちゃん自身はどう思っていますか?』」


イ「ヤンデレだのドMだの?」


連「はい」


イ「……(遠い目)」


連「そのあとに、≪イルーゾォ可愛いです、そして格好いいです≫というメッセージをいただきました!」


イ「ん!? 格好いいって言ってくれたのはすげえ嬉しいけど、なんで可愛いが入ってるんだよ!」


連「え?(首こてん)」


イ「ッ……、その、なんていうか……男に≪可愛い≫はおかしいだろ」


連「そうですか?」


イ「へっ?」


連「……えへへ、人によるとは思いますが、男性に可愛いって感じるのもいいと思いますよ?」


連「(私もリゾットさんのこと可愛いなあ、って時々思うし……////)」


イ「(あ、顔赤くなった。リーダーのことでも考えてんのかな)」









連「えと、話を元に戻しますね。ご質問のお答えなんですが……」


イ「≪オレ自身はどう思ってるのか≫、か。うーん……前のラジオでも、Mってのは否定したし、今でも違うと思ってるんだけどさ。もう一つの≪ヤンデレ≫がよくわかんねえんだよな」


連「わかりました! ここに≪ヤンデレ率を測定する診断表≫を持ってきたので、答えていただけますか?(にこっ)」


イ「診断表? わかった」


連「では……第一問、好きな人を≪ずっと自分の部屋に閉じ込めたい≫と考えますか?」


イ「(まあ、できることなら名前を……)Si」


連「第二問。相手のすべてを知りたいと考え、相手と他の人の間にある繋がりを断ちたいと考えますか?」


イ「(確かに名前のことはもっと知りたい。繋がり全部を切るのは難しいかもしれないけど)……Si」







数分後――



イ「はあ。まさか全部、≪Si≫になるとは想像してなかったよ」


連「私もびっくりしました。つまりイルーゾォさんは、無自覚ヤンデレさんなんですね(にこにこ)」


イ「(そんな笑顔で言わなくても……でも)そっか。オレ、ヤンデレだったのか」


連「ふふ、そのようです」




「「(のほほん)」」





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