『好みの体位は何ですか?』
※内容的に
連「だ、大丈夫ですか?」
イ「うん、なんとか(げっそり)」
連「えと……冷たいお茶を用意していただいたので、よろしければ飲んでください」
イ「! ありがと。(冷茶を飲みながら)……ふう」
連「(続いて飲み)ふう」
イ「なんていうか、ごめん名前。変に取り乱して……次の質問、頼める?」
連「はい! 次のご質問は――」
イ「名前? どうかした?」
連「あ、う、その……『好みの』……」
イ「(好み? 好みのタイプを教えてください、とかかな)」
連「〜〜っ(どんどん顔が紅潮していき)」
イ「ちょ、大丈夫? 赤くなるってのはつまり、恥ずかしいんだよな? なんならオレが読む、よ……(覗き込んだ瞬間固まり)」
連「/////」
イ「ッ(紙をすかさず奪い)」
連「え!? あの……」
イ「(これは絶対名前に聞かせられねえ……!)」
連「ひゃっ!?(両手で耳を塞がれ驚き)」
イ「ちょっと待ってて!」
連「は、はい(塞がれたまま大人しく待ち)」
イ「というわけで、『好みの体位は何ですか?』って質問の答えなんだけど」
イ「…………≪バック≫、だな。後背位。あ、立つ奴じゃなくて普通の」
イ「(居た堪れなさそうに目を逸らし)相手の背中を見下ろすのがイイっていうか、征服してる感じがあるっていうか」
イ「……」
イ「(小さく震えながら、ナミダ目でオレを睨み上げてくる名前も、可愛いだろうな……)」
連「イルーゾォさん?」
イ「!? な、何? ってごめん、ずっと塞ぎっぱなしだった(パッと手を離し)」
連「ふふ、それは大丈夫ですよ?(ヘッドフォンを付け直しながら) でもイルーゾォさんの顔が突然赤くなったので心配で……」
イ「えッ! いや、これは! す、少し部屋が暑いだけで、べべべ別になんでもねえから……!」
連「あ、そうだったんですね! ごめんなさい、気付かなくて……暖房の温度少し下げてきますっ」
イ「うん……(詳しく聞かれなくてよかったような、複雑なような)」
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