『夢主がいうことを聞いてくれるなら』
連「次はこれですね! 『連載ヒロインちゃんが一つだけ、いうことを聞いてくれるなら、何をお願いしますか?』」
ホ「お願い、か」
連「私でよければ、なんでも言ってくださいね(にこにこ)」
ホ「……名前。≪なんでも≫なんざ男の前で言っちゃいけねーぜ?」
連「へっ?(そういえば、前ギアッチョさんにも言われたような……)で、でも! 質問の趣旨としてはこちらの方が――」
ホ「わ か っ た な ?(ゴゴゴゴゴ)」
連「!? わ、わかりました」
ホ「いい子だ。そんで願いの話だが……願い、ねェ……(腕を組みながら唸り)」
連「えと……難しい、ですか?」
ホ「そりゃァな。なんたって、≪一つだけ≫なんだぜ? 大事にしねェと」
連「ふふ」
ホ「……(まさかこんなに悩んじまうとは。けど名前とやりたいことっつったらやっぱ――)」
ホ「おしッ、決めた!」
ホ「今度、俺と一緒に猫カフェデートに行くぞ!」
連「え!? ね、猫カフェって、あの……!(キラキラ)」
ホ「ククッ、そうだ。最近隣の街にできたあの猫カフェだ! 俺らの共通点と言えば≪猫好き≫だからな。イイ案だろ?」
連「はい! ……でも、よろしいんですか?」
ホ「ん? 何がだ?」
連「いえ……ホルマジオさん、ずっと悩んでらしたので、このお願いでいいのかなって」
ホ「そりゃァ、なあ? いわゆる≪あんなこと≫や≪こんなこと≫を考えてなかったっつったら嘘になるけどよ」
ホ「でもやっぱ俺は名前……お前が照れ隠しで見せる笑顔が好きだからな。この願いがいいんだ(ニッ)」
連「! えへへ……ありがとうございます。絶対に行きましょうね! 猫カフェ!」
ホ「おう!」
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