100000hit | ナノ


  『どんな時にムラムラしますか?』







連「次は……えっと、少し恥ずかしいんですが、読ませていただきますね?」


ホ「≪恥ずかしい≫? ヘヘ、一体どんな質問だ?(水を飲み)」


連「っ、『どんな時にムラムラしますか?独りでスるとき、どんなこと考えてますか?』」


ホ「ブホォッ!?(水を吹き出し)」


連「ほ、ホルマジオさん!? 大丈夫ですか……?」


ホ「悪ィ……驚いちま、ってそうじゃねェ! おまッ、突然なんつーこと言い出してんだ! 特に後半! 一応確認するが、≪スる≫って意味わかってるよな?」


連「! ……っ(こくん)」


ホ「ならいいけどよォ〜……頼むからあんま引いてくれんなよ? 名前にドン引かれたら立ち直れそうにねーし。いいか? 男っつーのは、時々抜かねェといけない生き物で、別に悪気があるわけじゃァ――」


連「あのっ、心配なさらないでください、ね? これでも私、男性のそういった事情を少しは理解してるつもりなので……!」


ホ「それはそれでどうなんだ!?」


連「え?」


ホ「……いや、ツッコミ入れてる場合じゃねーよな。ムラムラだろ? ムラムラっつーのはなァ」


連「は、はい……(ゴクリ)」


ホ「やっぱ女の胸とか脚とか見ると、こう来ちまうモンがある。あと、普段髪下ろしてる奴が、ポニーテールとかしてるときに見えるうなじもヤベェ」


連「つまり、男性は≪視覚≫に訴えかけるものによって……その……むっ、ムラムラするということですか?」


ホ「おう。こりゃァある意味スるときも一緒だ。雑誌やビデオ、あるだろ?」


連「あ、ありますね」


ホ「そういうモンを見てなんかこう昂ぶったり、好きな女の可愛いところとか思い出しながらスんだよ」


連「なるほど……」


ホ「つーわけだから、アジトの≪閉まってるドア≫は素通りした方が懸命だぜ?」


連「?」








ホ「間違えて開けちまったことで、名前も男のそんな場面、目撃したかねーだろ?」


連「あ……そ、そうですね(赤面)プライバシーの侵害になっちゃいますよね」


ホ「ハハハ! まァ、あの薄っぺらいことこの上ない壁のアジトに、プライバシーもクソもねェけどな! リーダーと名前の情事も場所によっちゃ丸聞こえだしよ」


連「ふふ…………、え?」





prev next

13/20
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -