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  『体格の良い順に並べると』







ホ「なんか悪ィな、ナイーブになっちまって! 次の質問に行ってもらえっか?」


連「了解です! えっと……『自分達を体格の良い順に並べるとどうなりますか?』」


ホ「体格の良い順……ま、その質問にも書いてあるように当然トップは我らがリーダーだろーな。ありゃァゴリラだ」


連「ご、ゴリラですか?」


ホ「おう、ゴリラだな」


連「(即答……)」






ホ「それで、だ。ゴリラであるリーダーの次は一応俺になんのか? ……いや、メローネか?」


連「メローネさんは線が細く見えて、結構ガタイがいいですよね」


ホ「だろ? デッケェバイク乗り回して、女に≪良好ですか?≫って聞きまわってるだけのことはあんだろうよ。……しっかしガタイがいいたァ、名前もよくわかってんな。あいつと出会い頭にセクハラされてるだけのことはあるぜ」


連「せく!? えっ、あ、そんなつもりで言ったんじゃ……っ(あたふた)」


ホ「ヘヘ、わーってるわーってる。ただちっとからかいたくなっちまっただけだ!(つっても、今頃その本人はアジトでカミソリ吐かされてるだろうが)」


連「〜〜もう……! ホルマジオさんのバカっ! からかうの禁止ですっ(じとり)」


ホ「なッ……〜〜名前! お前、パロラッチャ(罵り言葉)覚えろ!」


連「へ? えと、どうしてですか? パロラッチャはあまり使っていいものじゃ……」


ホ「いいから! 今度一つか二つ教えてやるッ! いざという時に使え!(そんの可愛い≪バカ≫じゃ、男を遠ざけるどころか、むしろ変態やリーダーを喜ばせるだけだってーの!)」


連「???」







ホ「――で、話を元に戻すぜ。腹は鍛えなきゃならねーが肩幅や身長から考えてペッシだろ? その次はソルベか」


ホ「さらにそん次はプロシュート」


連「はい(メモを取りながら)」


ホ「そっからギアッチョ、ジェラートと続く」


連「……と、いうことは」




ホ「ハハッ! 必然的に、最下位はイルーゾォになっちまうな」


ホ「なんつーか、あいつ見た目からしてほっせーんだよな〜! 一般人よりは筋肉あんのかもしれねェが」


連「確かに、たくさん食べても太らない方がいらっしゃるように、鍛えてもあまり筋肉がつかない方もいらっしゃいますよね」


ホ「(うんうんと頷きながら)ま! 要するにアジトん中で筋肉格差が起きてるわけだ」


連「筋肉格差……ふふ、新しい言葉ですね」


ホ「だろォ〜? つーわけで、他の奴らは違ェこと言うかもしんねーが、俺的には体格の良い順に並べっとリーダー、メローネか俺、ペッシ、ソルベ、プロシュート、ギアッチョ、ジェラート、イルーゾォだと思うぜッ! たぶんな!」





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