『暗殺者以外の職業につくとしたら』
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連「えっと、次は……」
プ「もう次か。さっきの話、まだしててもいいんだぜ?」
連「!?」
プ「クク、冗談だ。次の質問はなんだ?」
連「もう……あ、ご質問は『もしも、暗殺者以外の職業につくとしたら、どんな仕事をしたいですか?』です」
プ「暗殺者以外か」
連「はい(こくりと頷き)」
プ「……」
プ「ねえな」
連「へ……?」
プ「正直ギャング以外考えられねえ」
連「そ、そうなんですか?」
プ「ああ」
連「一応これを持ってきたんですが……(そっと例の本を出し)」
プ「グラッツェ。せっかくお前が持ってきてくれたんだ、借りるぜ」
連「どうぞ!」
プ「(パラパラと捲り)ほーう、こんなにあんのか」
連「(頷き)」
プ「つっても、グッと来るモンはなかなかねえが。悪いな。やっぱ――」
連「あ!」
プ「名前?」
連「≪モデル≫はどうでしょう?」
プ「オメー、それ本気で言ってんのか」
連「はい!」
プ「ったく。即答しやがって……」
連「プロシュートさんにぴったりだと思うんですっ」
プ「……」
連「(にこにこ)」
プ「ハン! ま、お前がそう言ってくれんなら、案外いいかもしれねえな(……これが惚れた弱みって奴か)」
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