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  『夢主の花嫁衣裳』






連「次のご質問はこちらです!」


プ「ん?」


連「『夢主さんの花嫁衣裳ですが、どんな感じの衣装がいいと思いますか?』」


プ「ふ、名前の花嫁衣裳か。とびきりの奴を選ばねえとな」


連「えへへ、かなり恥ずかしいですが……ありがとうございます(はにかみながら)」


プ「(ったく。いくらなんでも無防備すぎじゃねえか? 手ェ出したくな――っと。≪まだ≫早えな)質問の答えとしちゃあ、当然洋装もいいんだがよお」


連「はい」


プ「ジャッポーネにもあっただろ? 昔ながらの婚礼衣装が」


連「もしかして白無垢ですか?」


プ「ああ、それだ。テレビで≪シロムク≫とやらを見て、そんときからずっとお前に着せてえと思ってた」


連「確かに白無垢綺麗ですよね(にこにこ)」


プ「ハン! その隣にリゾットが並んでると思うと、マジで妬けるぜ」


連「へ!? あ、う、そんな……っ////」


プ「(にやり)」













プ「まあすぐ式場に押しかけて、オメーのこと≪奪う≫けどな」


連「え?」


プ「どうした?」


連「……あ、あの」


プ「(机越しに顔を近付け)」


連「い、今不穏な言葉が聞こえたような気がするんですが……(おずおず)」


プ「気のせいじゃあねえよ。名前、お前を攫いに行く」


連「(わたわた)」


プ「シロムクっつーか、和装自体動きづれえだろうし、逃げるなら横抱きしてかねえとな」


連「ぷ、プロシュートさん? えと、どんどんお話が――」


プ「ククッ、心配なんざしなくていい。ちゃんと後のことも考えてある」


連「(ま……ますます心配です。なんて言えない……)」





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