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  『暗殺チームに入ったきっかけ』






連「(部屋の隅で警戒中)」


プ「名前、そろそろこっちに座れよ」


連「……」


プ「(今は)何もしねえ。だから安心しろ」


連「ほ、本当ですか?」


プ「ふっ、当然だろ? オレが嘘なんざ吐いたことあったか?」


連「(あったような、なかったような……)わかりました」













連「では改めて、ご質問を読ませていただきますね(にこ)」


プ「ああ」


連「『暗殺チームに入ったきっかけはありますか?また、どういう過去がありますか?』」


プ「出は小せえマフィア。家が抗争で壊滅したあとは、しばらく一人で彷徨ってパッショーネに入った。以上だ」


連「へ?」


プ「なんだ」


連「あの、少し省略されすぎてるような気がして――」


プ「名前お前、結局秘密の詳細を話してねえだろ。これで≪おあいこ≫だ」


連「うっ(そうだった……)」


プ「で? もう一つは今のチームに入ったきっかけだったか」


連「はい(コクコク)」


プ「……まあきっかけっつっても――」













プ「幹部のバカ息子を叩きのめしたから左遷になった。それだけだぜ?」


連「……」














連「えとっ、≪それだけ≫という問題ではないです、よね?」


プ「そうか?」


連「(必死に何度も頷き)」


プ「つってもな……これでも≪かなり我慢してやった≫方なんだが」


連「我慢、ですか?(おずおず)」


プ「おう。ついに堪忍袋の緒が切れたっつー感じだな」


連「なるほど……」


プ「ま……そいつの親父に殺されなかっただけマシってモンだろ。それに今のとこも給料以外は悪かねえ。暗殺チームにボンクラはいねえし、左遷されたおかげでオメーとこうして出逢えたわけだしよ(ふっと笑い)」


連「! あ、あああありがとうございました! 次に行きましょう!」


プ「チッ」





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