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  『連載ヒロインの秘密を兄貴と』


※雰囲気的に注意




連「次、なんですが(おずおず)」


プ「なんだ?」


連「実はプロシュートさんと私宛なんです……」


プ「ほーう(すかさず回転椅子ごと名前の隣に並び)」


連「えっ!? あの、どうして……!(わたわた)」


プ「ハン! お前とオレ宛の質問なんだ。こうしねえと、見えないだろ?」


連「っ……うう」


プ「何々? 『プロシュートと連載ヒロインで「連載ヒロインの秘密」を知りたいです』」


連「……」












連「――へ!? ひ、秘密って……(おろおろ)」


プ「ふ、その反応。面白いことが聞けそうだな(にやり)」


連「!」


プ「っと。忘れるとこだったぜ」


連「(首こてん)」


プ「オメーの秘密が他の奴らに漏れちゃ意味ねえだろ? CMにでもしたらどうだ」


連「あ……ありがとうございます、プロシュートさん」






〜コマーシャル中〜






プ「そういうわけで。名前よお……お前の秘密、じっくり聞かせてもらおうじゃねえか(グッと顔を近付け:その距離、約五センチ)」


連「えと、それは……そのっ」


プ「つっても、オメーが渋ってんのに、それをしつこく追求するほどオレは野暮じゃねえからな」


連「(ホッ)」


プ「名前。どうせなら今から作ろうじゃねえか」


連「へ? 秘密を、ですか?」


プ「そうだ。お前とオレ、二人揃って明日の朝アジトへ戻る。……それだけでいい」


連「? えっと、この放送のあとはどちらに――」


プ「ハッ! んなモン≪ホテル≫に決まってんだろ? シニョリーナ(指先で名前の顎を持ち上げ)」


連「!?!? だだだだダメですっ!」


プ「……ったく、律儀な奴だ(苦々しく笑いつつも嬉しそうに)」













プ「オレの提案が断られちまったってことは……何か一つ、オメーの秘密を教えてもらわねえとなあ?」


連「そ、そうでした! ……言わなきゃダメですか?(おずおず)」


プ「たりめえだろ(即答)」


連「あう」


プ「まあ、強いて言うならリゾットが知らねえことを、オレは知りてえ」


連「知らない、こと……(考え込み)」


プ「たとえば――初恋はどうだ?」


連「!」


プ「(じっと凝視)」


連「(プロシュートの視線に耐え切れず)〜〜っ、初恋は――」










連「高校生……じゃなくて、16歳の頃に読んだ漫画の登場人物、でした」


プ「は!? MANGA、だと?」





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