『日常生活のこだわり』
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連「早速、最初のご質問を読ませていただきますね」
プ「おう」
連「えと……『日常生活の(ファッションなどに)こだわりを教えてください』」
プ「こだわり、な(スッと目を細め)」
連「ど、どうでしょう?」
プ「まずは≪内面を磨き続ける≫。これが物心ついたときから意識してることだ」
連「物心ついたときから、ですか?」
プ「ああ、中身がスッカラカンな野郎にゃ、なりたくなかったモンでな」
連「(すごいなあ……)」
プ「名前。お前が思ってるほど大したことじゃあねえよ」
連「え? どうしてわかって……!」
プ「ハン! 好きな女の表情一つ見抜けねえで、男とは言えねえだろ?(くつくつと喉を鳴らし)」
連「/////あ、う、えっと……、ほ! 他に何かこだわりはありますか?(あたふた)」
プ「他? まあ……朝は身嗜みを整えてから部屋を出ることと、必ずエスプレッソを飲みながら新聞を読むことぐれえか」
連「(さすがプロシュートさん。)ファッションの面はどうでしょう?」
プ「そうだな。強いて言うなら――」
プ「スーツ、シャツ、靴。すべてオーダーメイドだ」
連「え!?(眼前のプロシュートを見つめ)」
プ「クク、意外か?」
連「す、少しだけ。でも、確かにプロシュートさんの出で立ちは洗練されていて、素敵ですよね(にこにこ)」
プ「(突然真顔に)」
連「? プロシュート、さん?」
プ「(ったく、こいつは……)いや、なんでもねえ」
連「そう、ですか? では――あれ?」
プ「どうした、名前」
連「あの……オーダーメイドの場合、かなりお金がかかってしまうと思うんですが、プロシュートさんはお給料からそれを……?(おずおず)」
プ「……」
プ「知りてえか?(にやり)」
連「!」
プ「どうしても知りたいっつーなら、名前にもそれなりの覚悟を――」
連「え、遠慮しておきますっ」
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