リゾットは、ひどく興奮していた。
それは、すでに泣き出してしまっている名前に、痺れを感じているという理由だけではない。
「……感じていたんだな」
「やぁ……!」
テラテラと光る愛液。
それを溢れ出させている花弁は、小さく震え、自分を誘っているかのようだった。
「こんなに濡らして……」
「あ、ぁあっ! 言っちゃ、ダメぇ……!」
「ふっ、また出てきているぞ」
「!」
彼の嘲笑を含んだ言葉に、身体がピシリと固まってしまったそのとき。
ヌルリ――と何かが膣に入り込んだ。
「ひ、ぁああ!」
「キツイな……指が食いちぎられそうだ」
「はっ、ぁっ……抜いてくださ、ッ……やん!」
クチュリ。耳に嫌でも残る音が、自分のナカから出ているなんて信じたくない。
しかし、現実逃避を許すほど、リゾットも甘くはなかった。
「どうした? 膣内を蠢かせて……もっと欲しいのか?」
「! ちが……っ」
「遠慮するな」
「ひああッ」
突き刺された二本目。
男は人差し指と中指をバラバラに動かしながら、名前の≪イイところ≫を探す。
これでもかと言うほど溢れ出す愛液が潤滑油となり、長い指を奥へ押し進めていくと――
「っ、ひゃん……!」
ある一点で、少女の身体がびくりと跳ねた。
「……ここか」
「ぁ、やっ、そこ……やぁああっ!」
執拗にその場所を虐める。
いつの間にか、指は三本入っていた。
「リゾっ、トさ……ああ!」
さらに小刻みになる肢体。
口元を緩めたリゾットは、肉璧が締め付けてくるのも気にせず、己の指を抜き去った。
「はっ、はぁ、はぁ……ぇ、?」
突然消えた快感。
吐息を滲ませつつ、彼へ目を向けようとすれば――
「ひっ……なに? や、ぁああッ」
指とは違うヌルヌルとしたモノを秘部が捉え、名前は腰を浮かせてしまう。
「ゃ、あっ、んん……!」
足の間に顔を埋めたリゾットは、彼女のどんどん溢れ行く愛液を舌で舐めとっていた。
鼻を劈くやらしい匂い。
強くなったそれに、この少女も≪女≫なのだと思い知らされる。
そして、わざとらしく音を立てて吸い上げていた彼は、ふと視線を上へずらし――
「あっ!?」
「丸見えだな」
花弁を両手で開き、舌の先で腫れあがる突起をつついた。
「ひぁっ……やら、リゾットさ……ッ!」
「ん?」
暖房もついていない寒い部屋で曝け出されたにもかかわらず、秘部が熱い。
たまに掠める男の吐息。
舐められ、噛まれ――弄られ続ける突起。
すべてが、名前の脳内を鈍くさせていた。
「わた、し……わたし……っ」
「どうした?」
「ぁっ、はぁ……な、にか来ちゃう……!」
もう、限界だ。
懇願するような目つきでこちらを見つめる少女に、リゾットは自身が滾るのを感じながら、舌を巧みに動かす。
そして――
「イけ」
一言、そう呟いた。
「はぁっ、ぁっ……あ、ゃぁああッ!」
次の瞬間、高ぶっていた快感に引き寄せられ、わけもわからぬまま名前はビクンと身体を反らせていた。
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