「でてきてアメタマ!」
〈まかせなさいビオラ!〉
『行くよっ、零!』
〈ちゃんと指示出してよね。〉
アメタマかぁ…。
〈ふん、弱そうなトレーナーね。〉
な、私は弱いかもだけど、零は強いもん!
「こっちからいくわよ、あわ!」
『れ、零っ、スピードスター!』
スピードスターとあわがぶつかる。
「いいわ!アメタマ、電光石火で突っ込んで!」
ビオラさんの指示が飛び、アメタマが零に向かう。
『零、スピードスターで迎え撃って!』
〈まかせなよ。〉
どん。
スピードスターが飛んでいく音が聞こえたと思うと、今度は鈍い音がした。
かなりすごいスピードでアメタマが突っ込んできたみたい。
『れ、零!』
慌てて零を見る。
ゆらゆらと煙の中から小さな影が見える。
〈相手もまだまだだね。〉
『っ、零いい!!』
た、倒れてない!よかったあ…!
「へえ、強いのね、戻ってアメタマ。」
え、
『た、倒した…?』
〈見てなかったの?バカだね〉
今は零の毒舌も気にならない、うそ、ホントに…?
「いいんじゃない、いいんじゃないの!私も高ぶっちゃう!」
〈ほら、集中〉
『う、うん!』
絶対勝つんだから!
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