大好きな君へ。 | ナノ




〈…ほんとに?いいの?〉


コリンク君は目を見開いた。



『いいに決まってるよ!うえるかむ!』


可愛いし、可愛いし。(二回目)



『あ、でも、もちろん無理になんて言わないよ!』



決めるのはこの子の自由だ。


信じられなくても、私はやってける自信はあるけどね!




〈…うん、感じるよ。〉


『え?何が?』


私のお花畑な脳内が?


〈やっぱりあったかい君のこころ…。〉


あ、ごめんなさいだまります。



〈…僕君なら信じられるよ。仲間になりたいな。〉



や、


『やったあああ!!いいの?ホントにいいの!?』



うれしい。


こんなプリティな子が仲間になってくれるなんて!



〈よろしく…あ、まだ僕マスターの名前聞いてなかったな、教えて?〉


ま、マスターとかショタボで言われたら…。



『ウミネだよ!よろしく!!』



〈ウミネちゃん…、うん、よろしくねっ〉



やばい、可愛すぎか、天使か。



『あ、そういえばもう一体私には仲間がいるんだけど…』



零は警戒を少しでも解くために部屋に置いてきた。


〈…もう一体?お、男の子…?〉


すこし怪訝そうに聞いてくるコリンク君。


『…?うん、そうだよ。零っていうの。』



するとコリンク君は目を丸くして、


〈ぽ、ポケモンに名前を付けてるの…?〉


と聞いてきた。え、痛かった?



『う、うん、もしかしたら名前つけられるのいや?』



と私が聞くと、


〈ううん!!つけて!僕にもつけて!〉


と言ってきた。ううん、電気…きらり…。



『君の名前は雲英!どう?』


雲から生まれる電気がきらり。


うーん、なんて微妙なネーミングセンス!



〈きら…僕の、名前。〉


『だ、ダメ?』



私が少し不安そうにしているのを見ると、


〈ええ!?嫌なわけないよ!すっごいうれしい!〉


と言ってくれた。よかった…。


『じゃあ、改めてよろしく、雲英。』


〈…!よろしくウミネちゃん!〉



無邪気なコリンク、雲英が仲間になりました。





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