無事に?森を抜け、3番道路も通り抜けた私たちは、今日の目的地のハクダンシティに到着していた。
『えっと、回復してもらえませんか!」
「はい…あら、そのコリンク、傷だらけですね。」
あ、このこってコリンクっていうんだ。
『ハクダンの森で倒れていて…つい、可哀そうだったので』
「そうですか…あ、そちらのイーブイも回復ですか?」
零も疲れてるのかな、と零のほうを見ると、首を横に振っていた。
〈僕はいい。ウミネを一人にさせておくとか冗談でしょ。〉
『なんかバカにされたような気がする。』
優しいジョーイさんにコリンク君は任せ、私と零は部屋を取り、町の探索をすることにした。
『あ…あそこ、帽子屋さん?』
私はおしゃれが好きだ。
〈ふうん…入りたいの?〉
んー、でも零はこういうの苦手そうだし。
『ううん、今はいいや。』
〈…あっそ〉
しばらくしてポケモンセンターに戻ってくると、ジョーイさんが声をかけてくれた。
「あのコリンク、元気になって、目を覚ましましたよ。」
『そうですか!よかったあ…』
一時はどうなることかと思ったが、無事助かったみたい。
……となると
『あの、コリンク君に会えませんか?』
「ええ、大丈夫ですよ、こちらです。」
森に返してあげないとね。
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