ねぇ、愛しいよ、
- ※若干リバっぽいところがある、かも?
「……好きです」
「俺も」
「愛してます」
「俺もだよ、イレイン」
主人の膝の上に、向かい合って座る。
言葉の合間に唇を啄んで、愛を確かめ合う。
「……愛してください」
「愛してるよ」
「下さい」
主人からの口づけ。
服の上から触られるのがもどかしくて――服を脱ぎ捨てる。
「――愛してよ」
「あぁ、うん……分かったよ。可愛いなぁ、イレインは」
胸の尖りを触られて。
望んだことな筈なのに――嫌がっているかのように、俺の身体は跳ねる。
「あっ……!」
「ほら、少しくらい我慢しなよ。それとも俺に触られただけで、もう我慢できないわけ?」
「違……っ」
可愛いなぁ、イレインは。
笑いを含んだ声でそう言われ、カッと熱が頬に集まる。
「臨也ぁ……」
「分かったってば。もうからかったりしないから、そんな泣きそうな声出さないの」
可愛い、はこの場合、褒め言葉にはならない。
戯れでなければよいのだが……臨也の指が胸を這う。
と同時に、左手が下半身へと下りていくのを感じていた。
「は、ぁ……っ」
引けそうになる腰を何とか叱咤し肩にしがみつく。
後ろに反ったら、負け。下ろされて正常位になってしまう。
俺は……うん、
「ね、臨也……今日は、ここでシたい」
椅子の上。不安定なことこの上ないが、それがまたソソる。
臨也は俺の言葉に少しだけ笑い頷いた。
「分かったよ……そんな可愛い顔でおねだりされちゃ、断れないし」
「ん……ありがと」
唇と唇を触れ合わせて、軽く啄むようなキス。
その合間から漏れる声は、下着の上から触るもどかしさのせいで。
「やだ……ぁ、臨也、ちゃんと、触って」
「じゃ、脱いでよ、自分で」
「や、だ」
ソレは恥ずかしい。……別に何とも思ってはいないが。
臨也に脱がされたい、という意の言葉を発すると、自分で脱がなきゃ挿れてあげないよ、と言われたので諦めた。
「……ん、」
薄い布だし、自分で脱がせるのだって手間的には大差ないと思うのだが、そこは主。
人に脱がせて羞恥に染まる顔を見たいらしいが、生憎俺は、こういうのは慣れ切っている。
「みないで」
言葉だけ。何の意味も持たないがそれで臨也が笑うのを俺は知っている。
殊更ゆっくりと下着を脱いでみせると、片方の足を出した瞬間に、ぐいと身体を引き寄せられた。
「え、」
「遅すぎ。もう我慢してあげない」
……我慢、してたんだ。ちょっと意外。笑みが漏れる。
下着を片方の足首に引っ掛けたまま後ろ向きに座らされた。
臨也の顔が見えなくて……少しだけ、不安です。
「ひぁっ……!」
背後から伸びてきた手が、不意に剥き出しになった下半身に触れる。
と同時に、足を割られ、奥の方まで指を這わされた。
最初から手加減がなく2本が一気に入ってくる。
「あ、ぁあっ、」
「何本入ってるか分かる? イレイン」
「んっ、に、2本っ」
「正解」
俺のソレからは、今まさに蜜が出てきたところだ。扱くスピードがだんだん早くなっていく。
根元から先端まで丁寧に刺激され絶頂の手前までたどり着くのは早い。
全部全部、主人に開発された身体だからだ。
「ほら……後は自分でヨくなって、イレイン」
「……?」
「イってもいいけど、あんまり締め付けないでよ」
先走りを後ろの孔に塗られ、指が3本に増やされる。
今までは血が潤滑油代わりだったが、今はもう大分奥まで抵抗なく入ってくる。
「は……うっ、あっ」
イイところを突かれる度に身体が跳ね、液体が溢れ出る。
しかし猛る自身をそのままにしておくわけにもいかないので、俺は手をかけた。
蠢く指が気になって仕方ない。たどたどしく手を動かす。
「んっ、ん、あっ、」
「もうちょっと大きな声で啼いてよ。ヤりがいないし」
「あ、やぁっ、あッ!」
与えられる快楽は甘美だ。
手はお留守になってるし、と呆れられるが、仕方ない。
「あ、あっ、の、」
「ん?」
「臨也の……あっ! ん、あのっ、臨也の……手、が、い、」
「俺の?」
その瞬間、臨也が意地悪く笑ったところがリアルに想像できてしまった。
「じゃ……こっち向いて」
「え……でも」
「すぐに挿れてあげるから」
指が後孔から抜けるのが分かった。堪え難い喪失感。
早く挿れてほしくて、俺は臨也のジーパンを下げる。
「イレインが挿れられてないと安心できないってのは分かってるから……もう少し落ち着けない?」
「だ、だって、早く欲しい……」
「分かってるから」
ジーパンと一緒に下着も下げる。興奮しているせいか割と手間取った。
じゃあ挿れてもらおうと思った瞬間、
「……ダメ」
俺は思わずひざまずいていた。
「……イレイン?」
「ヤだよ、こんなの。……もっとおっきくして」
想像していたより小さくて若干失望。そんなに俺の喘ぎ方、ヨくなかった?
悔しいのと悲しいので、既に硬くはなっているそれを口に含んだ。
「イレイン……ッ」
悲鳴を上げるような小さな声。本気で嫌がっているようには思えない。
から、俺は丁寧に、下から上、上から下へと舐め上げる。
「くっ……ん、」
臨也は必死に喘ぎ声を我慢しているらしかった。……でもそれ、いつまでもつかな?
自分で言うのもなんだが、俺はフェラは上手い方だと思っている。
そもそも自分が男だからどうしてほしいか分かるし、これを教えてくれたのは、紛れもなく臨也だから。
「は……ぁ、」
「臨也が教えてくれたんだから、臨也のイイとこばっかり、だよね?」
くわえながら喋るな、とどう見ても余裕のない表情で言われる。
……あ、可愛い。たまにはこんな臨也もいいかも。
たまには、ね。ていうか早く、俺がくわえられるくらいの大きさになんないかな。
「ココも好き……だよね?」
わざとしゃぶりながら喋って、次は亀頭を舐める。
手で根元を扱きながら入口を刺激すると、一段と大きくなった気がした。
「もうちょい……がんばる?」
「や、も……離せ……っ」
「もーちょいいけそうだね」
笑いながら同じように刺激し続ける。
そういや左手空いてた、と思って手を伸ばした。
胸に触れて、服の上から突起に触った。
「え……勃ってんじゃん」
「うるさいっ」
そう言った瞬間。
「!?」
イきそうになったのが分かり、慌てて根元を強く掴んだ。
「な……にすん、」
「だーめ。……臨也は、俺の中でイって? 床に精液ぶちまけるなんて勿体ないよ?」
できる事なら俺、臨也ので妊娠したいくらいなのにさ。
あーあ、我慢しきれなかった分が流れ出てて……勿体ない。全部舐めたいぐらいなんだけど。
でもそんな事したらイっちゃうしもっと勿体ないね。
「ね、挿れるから……手伝って」
俺は立ち上がると再び跨ぐ。
臨也はまだ、余裕のない表情だった。……いいよ、自分で挿れるから。
「あー……っ!」
高く上げた腰をゆっくり下ろした。
入口を擦ったと思った瞬間、勢いよく奥まで貫かれる。
目の前で火花が散った。
「い、いざ……」
「さっきのお返し。……容赦しないから」
どくんどくんと脈打つ自身。あ、イきそう。
もっと突いて、奥まで、イイところを、そしたらすぐイっちゃいそう。
……臨也も、少し締め付けたらイっちゃいそうだけど。
「動きづらい……イレイン、力抜いて」
「そんな事言われたって……イきそうだしっ……あ、どっちが先にイくか勝負しない?」
「何言ってんの」
「俺、臨也が先にイくに5円」
そう言った瞬間、身体を持ち上げられ、たっぷり待ってから落とされた。
喪失感、充足感。締まった内壁をこすり上げる。
「あぁっ……! も、っかい、」
とぎれとぎれに呼ぶと、もう一度持ち上げられ、落とされた。
「くっ……!」
「あぁぁ……っ、あ、」
中に広がる暖かいモノ。俺は臨也に笑ってみせたが、残念ながら俺もイってしまった。
……まぁ、一瞬の差で、俺の方が遅かったけどね。
「あは……臨也の、中に、いっぱい」
「はいはい」
「俺の勝ちだぁ」
笑うと髪をかきあげられ、軽くキスされた。
「ね、もっとして」
「キス?」
「じゃなくて。……俺、臨也ので満たされたい」
「今十分満たしてあげてるじゃん」
「抜いたら終わりだもん」
「……出さないつもり?」
腹下すよ、と本気で心配しているような表情で言われた。
「だって……じゃ、俺が妊娠するぐらい頂戴」
「当たり前」
突然律動が再開される。思わず声を上げてしまった。
「あっ……あ、あ、ん、」
小刻みに、数を多く。自分の体重のせいで深くまで埋め込まれているのが分かる。
あ、すごいね、形が分かるよ。やっぱ臨也の大きいし、最高。
喘ぎながら、肩に指を食い込ませながら、目で何とかそれを伝えようとする。
「あ、ねぇ、イレイン」
「く、ぅあっ、な、ぁっ、に、」
「今日、イレインが意識なくなるまでヤろう」
「は……? 何、ひっ、言っ、て」
あ、待った、イきそう。もう臨也の言った事なんていいや。
「イ……く、ぁ、あ、あっ、あ、あー……っ!」
大きな声、高い声。普段なら出ない声、特別。
俺は臨也の服に白い液体をぶちまけ、ちょっと顔にもかかって、笑ってしまった。
「はぁ、はぁ、は……あ、あ、臨也、楽しかった、ね」
「分かってんの? ……これで終わりじゃないんだけど」
「うん」
しっとりと汗をかいている。でもまだまだ疲れてない。
今日はいっぱいヤるって、つまり沢山注いでくれるって、約束したから。
「あと何回ヤってくれるの? ご主人様」
趣味全開です
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