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公園の中に入って、自販機にいく。
俺はやっぱコーラだよなー。
ピッ
ガチャン
これ買う度に思うんだけど…
炭酸飲料って落ちてくるときに、中身振られちゃうよね。
そんなことを思いながら、阿部のスポドリを買ってふと思った。
これ、どうやって中に媚薬いれよう。
渡すときにすでにプルタブ(?)開いてたら怪しまれるかも…
ま、まぁいっか!!
気にしたら負けだよな…
よし、媚薬をいれるか!!
トポトポトポ…
どれくらい…いれたらいいんだろうか…
トポトポトポ…
入れすぎた。
確実に入れすぎた。
まぁ……いいよ…な…
よし、阿部のところに戻って飲ませるぞ!

来た道を戻って阿部に声をかけた。
「阿部!お待たせ!!」
「うぉっ!!びっくりした…急にくんなよー」

後ろから声をかけたからか、びっくりした阿部の体がビクリと震えた。

「ごめんごめん。はい、阿部の分」
「ありがと」

自分のコーラをあけながら、阿部の様子を伺う。
時間的には30分後くらいに効いてくるらしいから、それまでどうやって阿部と一緒にいようかな…
飲み物を飲みながらまた、2人でダラダラ歩き出す。

「あ、そうだ。栄口、急でわりぃんだけどさ、今日俺んち泊まってかね?」
「へ!?」
あまりに急なことで声が裏返りました。
「や、今日さ親も弟もいねぇからさ」
誘ってる!?
誘ってるよね確実に!?

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