「ほらほら!クルミちゃん。イルミちゃんは全然泣いてないわよ!あなたも頑張って!!」

いや無理だから。
そもそも人は生きてるうちに電流なんか喰らう可能性も必要性もないからね?
まじサトシリスペクト。
なんて、産まれて数日の私が喋れるわけなく、辛さを伝える為にただ泣きわめく。

ゾルディック家は半端ない。
産まれた次の日から訓練がスタート。今されてる電流。火。毒。水。その他ちょっと赤ちゃんに何してんの?って事を平気でするからね。まじ酷ぇ。
ただ、多分ゾルディックオリティのお陰で、ある程度まで耐えられるっていう。遺伝子ぱねぇ。



………あれ?私、もしかしてループしてる………?

激しいデジャブを感じつつ過ごすこと数日。
またゾルディック家に生まれて、あの強烈すぎる第二の人生をもう一度繰り返してる?誰得?なんて考え続けていた私だが、母が何度も口癖のように言っていた「立派な暗殺者」が「立派な魔法使い」に変わっていて、杖をふるって私達に教育(攻撃)している姿を見て流石に気づいた。

どうやら、ゾルディック家は魔法使い育成機関になったらしい。
…え?何言ってんだよって?うん、私も何言ってんだか分かんない。

まあ、暗殺業を生業としていなくても、ゾルディック家はあくまでゾルディック家なのであった。
つまりゾルディック家に生まれた時点でポケモンマスターへの道は確実に開かれるのだ。
やったね!これで就職に困らないね!最初のポケモンはヒトカゲで決まりだ!

…と、何か色々考える事が面倒になって適当に考え付いたこの結論が、まさか現実になると知ったのはこの数日後である。

その日は珍しく、父も朝から私達に会いに来て、父はイル、母は私を抱いて屋敷から一瞬で移動した途端、移動に伴う気持ち悪さなど一瞬で吹き飛ぶ程の激しい熱風に襲われた。
あまりの激しさに目を開けるのは困難だったが、目を疑うような目の前の光景が信じられなくて目を見張る。

そこには現実にはありえない、でも模型とか映像とか石像とかじゃないと、伊吹で翼で存在感で示す、一体の"ドラゴン"が居た。

「イルミもクルミも初めてだったな。ヘブリデス・ブラック種。これからお前達が従えるドラゴンだぞ」

え…魔法使いじゃなくて、ドラゴン使いだった…?
既に最終形態にまで進化しているこいつと、本当にポケモンマスター目指しちゃう感じ…?


2014/10/26
原作のマクファスティー家のポジションになります。
でもゾルディック家は"訓練、飼い慣らし不可"と言われているドラゴンでも飼い慣らしてそう、というか支配してそう。ゾルディック家だからね!という一声で万事解決。

この世界だと、キルアがリドルさん並みなのかな。反抗期しつつ自分凄いと思い込んでたのにホグワーツ入ってゴン(マグル出身、グリフィンドール)に出会って世界観代わる。それで卒業後シルバさんに「俺、ゴンとこの世界を見てみたいんだ…!」とか言ってアルカも連れて世界一周の旅。そして伝説へ…!(適当)
ちなみにアルカはドラゴンと喋れて凄い友好的に接する事ができるスクイブ。肌が一部鱗。スクイブだから家から出れない。でも実は完全支配も可能というのはキルアとクルミしか知らない。
とか長々書いたけど、キルアが11歳(入学)の時、イルミは23歳くらいでもう卒業してるしヴォっさんもいないしで本当にただの小ネタでしかない。

本編ではゾル家関係以外のハンターキャラは出ません。マチとかパクときゃっきゃしたいけど、ハンターキャラ濃すぎてハリポタキャラが薄まる。特にヒソカとクロロは…。というかクロロは完璧リドルさんポジになりそう。
あ、でもイルミの友人としてヒソカ出すのはあり…いややっぱないな。

多分、一番好きなのでチャーリー落ち。双子もいいですね。
設定考えるだけで楽しい。

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