※注意
琉生成り代わり♀
「ちぃちゃん…、ジュリさん……僕、ひょっとしたら、結婚……出来ない、かも」
「えっ!?なまえさん、急にどうしたんですか!?」
久しぶりに私となまえさんとジュリとで、公園に遊びに来て、ボートに乗ったあと。近くのカフェで他愛もない話から、女の子同士(ジュリもいるけど)で恋バナに発展した時のこと。もし、結婚するなら、どんな人がいいかみたいな、いつになるかも分からないような話をしてた時に、そんな言葉をなまえさんから聞かされ、私とジュリは思わず固まってしまった。
「わ、私がなまえさんがお嫁さんになるなんて想像出来ないなんて、言っちゃったからですか?」
「き、気にすることなんて無いぞなまえ!あの馬鹿兄弟共ならともかく、なまえが結婚出来ないなんてことは、有り得んからな!ワタシが保証してやる!」
「ううん………ちぃちゃんの、せいじゃ……ないよ?…そうじゃ、なくて……僕、男運が……ないんだぁ。」
「男運……ですか?」
「うん……僕ね…、学生の時、好きな人、とか、恋人、とか……いるには、いたんだぁ……。」
「ほぅ!なまえにもそういうヤツがいたのか!意外だな!」
「こーら、ジュリ。なまえさん綺麗なんだから、当然でしょ?」
「ふふっ、………ありがとう、ちぃちゃん。……でも、何故か、その人達、皆、どこかに行っちゃったの。」
「えっ……」
「恋人とか、好きな人……出来て、一週間くらいで、皆、転校しちゃったり……、病院で三ヶ月、原因不明の大怪我で、入院……とか。」
「(何それ呪い!?)」
「そ、それは、たまたまなんじゃないのか?」
「うーん………ここまで来たら、僕……一生、独り身のほうが、いいような気が、してくるんだよねぇ………。」
「まっ、まだ諦めるのは早いですよ!ねっ、ジュリ!」
「そ、そうだぞ!なまえ!あまり気を落とすな!」
「それに、……僕には兄弟の皆も……ちぃちゃんも……ジュリさんも、いるから。…平気!」
「なまえさん………安心してください!なまえさんがもし、万が一、結婚できなかったら、私がなまえさんをお嫁さんにします!」
「ワタシも一緒だぞ!同じちぃちゃんを守る会のメンバーだからな!」
「…ふふっ、ありがとう。ちぃちゃん、ジュリさん。」
(「でも、過去の好きな人も、恋人も、……みんな、兄さん達や、昴くんたちに紹介してからなんだよねぇ………いなくなっちゃったの。…………なんでだと、思う?」)
(「「!!!!?」」)
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