プッタネスカ



昼休みがおわって、午後の授業。
正直に言うと、マジでやばい。主に下半身が。

オレのチンコは、知歳が持ってきたコードレスのピンクローターをテーピングされ、更にその上からコンドームを被せられた状態だ。
知歳は「もし授業中にイっちゃっても服濡らさなくてすむでしょ?」って言ってたけど、どう考えてもコレ、快感から逃げ道を失った状態じゃねぇか!謀ったな、知歳のヤツ!

しかもローターのリモコンは知歳の手の中。オレの席は知歳の席より前にあるからアイツの顔は見えねぇけど、絶対振り向いたらニヤニヤしてる、これ絶対!
カノジョにいつか使ってやると夢見てたモノが、逆にオレに使われるなんて思いもしなかった。

今はまだリモコンのスイッチが弱のままのようで、確かにクる微妙な震えのせいでオレのチンコは半勃ち状態だ。いつもは椅子にだらしなく座ってるオレが、椅子と机のスペースがないくらいに詰めて座ってるなんて、格好悪ぃにも程があんだろ!



「……た、……桑田!……桑田怜恩!!」


「ッ!?は、はぃ!?」


「全く、珍しく寝ずにきちんと聞いているかと思ったら……」


「さ、サーセン……」




うわぁ、サイアク……。しかもめっちゃキョドってるヤツみてぇな返事しちまったし。



「じゃあ、桑田。教科書の132ページ、6行目から読んでみろ。」


「うっげ、マジかよ……。」



え?まじですんの?座ったままでいいんなら、バレねぇみてぇだし、大丈夫だよ、な?



「……こうして出来上がったのが、民本主義の内容でぇ……ッ!?」



ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴッッ!!



いきなりローターが震えだした。いや、さっきまでも震えてたけど、これ、ぜってぇ強にしてるだろ、アイツ……!つーか今するかよ普通!?



「っそ、の内容、は、……ッ、政権の……、運、用のも、くてきッはぁッ……!特権階、級ではッ、なく……ッ!じ、んみん……一般の利、福にある、……、と、政策、決定はァッ……民、意にッ……!基づ、くべきで、ある……ッ!……と、し、ているゥ……ッ!」



「よーし、いいぞー。……ん?どうした桑田。顔が真っ赤だが……。」



「……やッ!?へ、ヘーキっす……ッ!?」



ヤバイ、チンコ全体がローターの強い振動に飲み込まれて、頭が真っ白になる。完勃ち状態でズボンが不自然に盛り上がってる。座ったまま読んでるから、そこまで目立ってないっぽいけど……、これは、本気で、ヤバイ、イキそうッ!




ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴッッ!!




「〜〜〜〜ッッ!?」




ドクドクドクドク……ッッ!





……イっちまった……。コンドームを満たしている、オレの精液の感覚が、めっちゃ気持ち悪い。とりあえず、死にたい。
途端にローターの振動が止まった。オレの反応に勘づいたのか、知歳がスイッチを切ったのだろう。




「先生」


「ん?どうした、神本」


「桑田くん、体調が悪いみたいです。保健室に連れて行ってあげてもいいですか?」


「おおー、そうか。いいぞー」



桑田はともかく、神本はサボる目的なんてなさそうだからなー




そんなのんきな担任の声が聞こえた。


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