とある夏の日。

「あ、そだ、ロックマン」

秋原あきはら町の公園を歩いていた熱斗ねっとは、手にしていたPETへと言葉を投げかけた。

『?なに?熱斗くん』

中に居た青色のナビはきょとん、と返事を返して来た。

「ん〜?な、あっこで昼寝してても良い?」

彼が指差した先は大きな樹の影。
…しかしPETから返されたのは

『だ〜め。宿題終わってるなら良いけどね〜、まだ、やんなきゃでしょ。だいたいこんなあっついのに』

と、そんな言葉と

『…もう高学年だってのに…。ウィルスバスティング以外全くダメなんだから…』

…こんなトコで寝るくらいならさっさと家帰って勉強する!
と、母親のようなお説教だった。

すると熱斗から返って来たのは

「だって家帰ったらママから勉強勉強って言われんだもん!勉強なんてやっても面白くねーし!!」

と、言った夏休みの子供にありがちな(正論とも言える/笑)猛反論だった。

…そこへひゅうっと一陣の風が通り抜け。
…ひらっ、と熱斗が額に巻いているバンダナがはためいた。

「あー…気持ち…」

熱斗がそう言えば。
PETから返って来たのは

『良いなぁ…。ボクも感じてみたいもんだよ…』

そんな言葉だった。

それへと熱斗は

「んあー、きっとパパがなんとかしてくれるって。そーなったら一緒に遊ぼーな、ロックマン」

と、返した。

…そう、これはコピーロイドでナビの実体化が可能になるほんの少し前のおはなし。



×××××××××××

あとのいいわけ。
〈さしもしらじな〉様へ相互記念。
ロックマンエグゼより青組ー。
いやね、アニメじゃホントに実体化したからさ。

季節真逆なトコは突っ込まんでくだされー…(笑)
(書いたの1月)



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蓬より頂きました第二弾!ありがとうございます!
掲載遅くなり申し訳ありません。それから、こちらは掲載場所のジャンル違いの謝罪を。
この頂きものはbsrではないのにこちらに置いたのは、私、緋色がほむぺ管理の操作をほとんど忘れ、頂きものをどこへ置いたらいいのかわからず、その操作もわからず、とりあえず自分で管理できる場所へ置かせていただこうという判断によるものです。
たいへん申し訳ありません…その…調べておきますので…なんというか不手際だらけでお恥ずかしい限りです。
このたびは本当にありがとうございますですた!

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「天国への花束。」の蓬さんから相互記念にいただきました!(緋色のところに置かれていたとはつゆ知らず……遅ればせながら正しい場所に移しました。対応が遅くなり申し訳ありません。)
熱斗くんとロックマンが同じ地に立ったのは本当に夢のようでグッときますよね……!
素敵なお話をありがとうございました!
麻倉那祇


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