籠に捕らえ食らう
きみはするりきえて
胃が焦げるような感覚に
ぱらぱらと零れ落ちるのは
どんなに近付いても触れられない距離
その小腕にすがる
君はどうして冷たい手で僕に触れるのだろう
要するに壁とはふたりの距離のことなのです
籠に捕らえ食らう/きみはするりきえて/胃が焦げるような感覚に/ぱらぱらと零れ落ちるのは/どんなに近付いても触れられない距離/その小腕にすがる/君はどうして冷たい手で僕に触れるのだろう/要するに壁とはふたりの距離のことなのです
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