※あとがきです






















作品ページ6、タイトル7文字。ひとつ文字余るなあ。→よし。あとがきページで埋めることにしよう。
ということで珍しくあとがきを書くことに。

細かいことはあまり気にせずに書きました。数年後だけど何歳かは決めてないし、カラー背景のページ(「とつにか」にあたる部分)は事実なのかとか夢だったのかとか明言していないし、二人がどの程度親密だったかも書きませんでした。
私がこの話で書きたかったのは綱吉の多面性だったので、それ以外のものはなるべく削ろうと思ったらなにも無くなった次第であります。
綱吉という人間は、優しくもあり残酷でもあります。そもそも私は綱吉の優しさと強さのギャップに惚れ込んだのでした。いろんな顔をもつ沢田綱吉という人間はとても豊かなひとだと思うのです。
しかし、豊かだからこそ「沢田綱吉らしさ」が拡散して、どの性格が「自分」なのか分からなくなったりするんじゃないのかと心配もします。
綱吉が自分を見失ったとき、だれかに綱吉をつなぎ止めてほしいと心から思いました。そして、そんな骸になってもらうための、この物語だったのです。綱吉のありのままを肯定できる骸に成長してほしくて、このような話を書きました。
綱吉はなるべく他人の理想にそって生きたいと思うタイプだと思うのです。綱吉って実はかなり従順だと思うんですよね……。流されやすいというか。自分の幸せのために生きてほしいです。骸と幸せになってほしいです。