コンビニを出た。
不審者はまだいた。
なるべく目を合わせないように早足で歩いた。


向かい側から仗助君が歩いてきた。
隣に男の子が二人いた。
友達、か。


「なまえ!?家で待ってればよかったのによ〜」


仗助君はすごく驚いていた。
コンビニに行っていたという説明は面倒なので「ごめんね」と謝った。


「仗助…お前いつの間に…!!彼女か!?彼女なのかくそぉ〜〜!!!!!」


背が高い方が言った。


「珍しいよね、仗助君が親しげに女の子と話してるのって」


背が低い方が言った。


「うっせーよ!!あ、なまえに紹介しとくな。背が高い方が億泰で、低い方が康一だ」

仗助君が言った。
会釈しておいた。
ギャイギャイ騒ぐ彼ら。
元気だな、暑いのに。


「とりあえずどっか寄ろうぜ〜アイス食おう、アイス」

「億泰君って顔に似合わずアイス好きだね」

「近くにオーソンあるじゃねーか!オーソン寄ろうぜ!なまえも行くよな?」


仗助君に言われた
だから頷いた。
さっき行ったけどいいや。
あ。
不審者がいたよね。
まあいいか。
なんとかなるだろう。

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